ゆず、初のアジアツアー 北川「約10 年越しの夢が叶いました」

10年越しの夢のステージに立ったゆず(撮影:太田好治)

 2人組アーティスト・ゆずが3日、東京・豊洲PITで初のアジアツアー「YUZU ASIA TOUR 2016 Summer NATSUIRO Supported by WAKUWAKU JAPAN」のファイナル公演を実施した。昔懐かしい曲から未発表曲まで今年CDデビュー20周年を迎えるゆずの集大成のようなセットリストで、ツアーを大盛況のうちに締めくくった。北川悠仁は「僕たちの約10 年越しの夢が叶いました」とコメントし、ファンに感謝した。

 今回のライブは、7月9日のシンガポール公演を皮切りに、香港公演、台湾公演をおこない、大阪公演、東京公演と“凱旋ライブ”を実施。アジアツアーに向け、北京語と台湾語のレッスンに通ったという北川悠仁は「大家好 我們是柚子!(こんにちは、ゆずです!)」と流ちょうな言葉で挨拶し、岩沢厚治も「ハロージャパン!豊洲にやってまいりました」と“凱旋報告”。岩沢が「時間がかかってしまいましたが、ようやくアジアをまわることができました」と話すと、会場からは「おめでとう!」「おかえり!」と温かな歓声が返った。

 ライブ本編は、初めてゆずのライブを観る人に向けた“自己紹介のような”セットリストに加え、国内公演では「方程式2」「一っ端」「オーバー」といった、過去のアルバム曲や十数年ぶりにライブで披露する楽曲など、貴重なナンバーを弾き語りで演奏。また、「ツアーをまわっていたら、できちゃいました」(北川)と、未発表曲であるアップテンポチューン「走る」が初披露され、嬉しいサプライズに、ファンも手拍子や拳を振り上げてそれに応えた。

ゆず、初のアジアツアー 北川「約10 年越しの夢が叶いました」〔2〕

未発表曲も披露したゆず(撮影:太田好治)

 終盤のMC では、北川が2007年に雑誌取材で台湾を訪れたことをきっかけにアジアツアーの夢を描き始めたことに触れ、「僕たちの約10 年越しの夢が叶いました。本当にありがとうございます」と集まったファンに感謝。「日本から遠く離れるほど、みんなは元気にしているかなと、空を見上げて想っていました」と振り返り、配信リリースされたばかりの新曲「見上げてごらん夜の星を ~ぼくらのうた~」を披露。アンコールでは、「最後に、みんなで歌おう!」と、代表曲「栄光の架橋」を大合唱し、初のアジアツアーは大盛況のまま幕を閉じた。

 ゆずは今年10月25日より、CDデビュー20周年イヤーに突入。それを記念し、11月26日・27日の2日間、東京ドームで弾き語りライブ「ゆずのみ」の開催が決定している。

■セットリスト

「YUZU ASIA TOUR 2016 Summer NATSUIRO Supported by WAKUWAKU JAPAN」

2016年8月3日東京・豊洲PIT公演

M-1 虹
M-2 センチメンタル
M-3 からっぽ
M-4 いつか
M-5 超特急
M-6 REASON
M-7 雨のち晴レルヤ
M-8 方程式2(弾き語り)
M-9 一っ端(弾き語り)
M-10 オーバー(弾き語り)
M-11 走る(未発表曲)
M-12 OLA!!
M-13 LOVE & PEACH
M-14 陽はまた昇る
M-15 少年
M-16 見上げてごらん夜の星を ~ぼくらのうた~
EN-1 夏色
EN-2 栄光の架橋

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ゆず、初のアジアツアー 北川「約10 年越しの夢が叶いました」〔1〕
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