トラックダウンまで立ち会った、放課後プリンセス「青春マーメイド」
INTERVIEW

トラックダウンまで立ち会った、放課後プリンセス「青春マーメイド」


記者:村上順一

撮影:

掲載:16年06月28日

読了時間:約16分

作詞に初挑戦「ムラサキという言葉は自分にとっての象徴」

小田桐奈々

小田桐奈々

――衣装はおふたりのアイデアも盛り込まれているのでしょうか。

舞花 袖のたれ具合に関して畏れ多かったのですが「もう少し垂れていた方が良いかも」と言いました。

――エメラルドグリーンを基調とした美しい色合いですよね。

舞花 この色はマーメイドのイメージカラーなんですよ。そこに私のイメージカラーの紫色を入れてあります。大好きな色なのでテンションが上がりますね。

小田桐奈々 実はちょっとずつデザインも違うんです。2タイプあって、首回りがブルーとネイビーだったり、リボンの部分は16時前の制服姿の時も付けているものなんですよ。

舞花 変身するんですけど、制服の要素も残っているプリンセス姿になっているんです。

――イメージカラーのお話が先ほど出ましたが、皆さんにあるんですよね。

小田桐奈々 みんなにあります。私は白なんです。

――カラーはご自身で選んだのでしょうか。

小田桐奈々 自分で選びました。正統派アイドルというのが私の目指すテーマなので、正統派と言ったらやっぱり純白かなと。

――舞花さんはなぜ紫を?

舞花 メンバーからも私は「紫っぽいね」とよく言われるんですよ。

小田桐奈々 まいまいは妖艶な雰囲気があるからね(笑)。

舞花 でもずっと紫が好きって言っているから、みんなの私のイメージが紫になったんじゃないかなと思いますけど(笑)。

小田桐奈々 確かにそうかもしれない(笑)。

――今回カップリングに収録されている「My love song」で“ムラサキ”という言葉が出てきますよね。

舞花 今回、放課後プリンセスに加入してからは初めて作詞をさせて頂いて、自分で書かせて頂くからには、自分らしさを残したいなと思ったんです。“ムラサキ”という言葉は自分にとっての象徴だと思っているので、キーワードとして入れました。

――作詞作業は大変でしたか。

舞花 すごく大変でした。ベトナムでのライブ出演が最近あったんですけど、その時がちょうど1回目の締め切りだったんです。向かう飛行機の中でも、ベトナムのホテルでもずっと書いていて、何とか間に合ったという感じです。日本に帰ってきてからも、更にブラッシュアップするために書き直しました。歌詞を見て頂いて、更に書き直したりと、すごく時間を掛けて大切に書いた歌詞になっています。

――小田桐さんは歌詞の途中経過は見せてもらいましたか。

小田桐奈々 私は見ていないんですよ。もしかして、内緒にしてた?

舞花 出来上がりを聞いて欲しかったので、メンバーには内緒にしてました(笑)。途中経過は、スタッフさんにしか見せてないんですよ。多分、飛行機の中で書いている時とかは、みんな薄々気づいていたとは思うんですけど。

小田桐奈々 一生懸命書いていたのは知っていたので、影ながら「頑張れ!」と応援していました(笑)。

――歌詞の中で特に気に入っているフレーズはありますか。

舞花 落ちサビのところなんですけど、「MY DREAM もし生まれ変わるならあなたの隣で~」という箇所が一番のお気に入りなんです。この「My love song」は「青春マーメイド」とも繋がっていて、「青春マーメイド」が“ありえないをありえる”に変える勇気のある物語だと思うんですけど、「My love song」は叶わない恋を歌っているんです。「生まれ変われるなら人間に生まれたかったな」という想いとか、今までは願うばかりだったんですけど、落ちサビのパートで「触れて欲しい」という、マーメイドの想いを書いたんです。そこがお気に入りのポイントです。

――ここは割とすんなりと出てきたフレーズですか。

舞花 最後の方にやっと出てきたフレーズですね。完成に近い時に「出てこないなぁ」と思っている中で、突然出てきたんですよ。私はずっとロングヘアーなんですけど、そういう自分の特徴も入れたいなと思っていて、その髪が潮風に揺れているシーンってすごく情景が浮かぶなと思って。この一番歌声が聴こえるパートに当てはまっていたんです。書いてから変える部分も沢山あったんですけど、ここだけは変える余地がないくらい、しっかりはまりました。

――歌詞はプライベートでも書かれたりするんですか。

舞花 ちょっとしたフレーズは書いていました。でも、こうやって“イチ”から自分の言葉で書き上げたのは初めてでしたね。しかも今回は楽曲よりも先に作詞をしたんですよ。いわゆる詞先ですね。

――詞が先というのも珍しいですね。小田桐さんは作詞はどうですか。

小田桐奈々 私も挑戦してみたいなあとは思いつつ、まだやったことないんですよね。

――「My love song」の作曲は、今回のシングルのサウンドプロデューサーでもあるIkomanさんなんですね。

舞花 そうなんです。初めて石谷さん以外の方に、楽曲を作っていただきました。新しい放課後プリンセスを見せられたんじゃないかなと思います。

舞花

舞花

――「My love song」のレコーディングはどうでしたか。

舞花 時間を掛けてたくさん歌わせて頂きましたね。納得のいくまでやらせて頂きました。

――この曲は舞花さんのソロ楽曲となっていますが、グループのシングルCDでソロ楽曲が入るというのは珍しいですよね。

舞花 私の大好きなマーメイドに変身出来たシングルで、ソロ楽曲の場を頂けたことはすごく嬉しいですね。一生残るじゃないですか。なので、一人でも多くの方に2曲とも聴いていただきたいですね。

――「My love song」はライブではまだ披露されてないんですよね?

小田桐奈々 まだライブでは披露してないですね。披露する時が楽しみなんですよ。(編注=インタビュー時はまだ披露していない。その後披露している)

舞花 カップリングは私のソロ曲という事を発表されてから、私“推し”ではないファンの方達からも「すごい楽しみにしてるよ」と声を掛けて頂けて嬉しかったんです。たくさんの方が私の歌声を好きでいてくれていることを、より知ることが出来たので、更に頑張ろうと思いました。

――ちなみにライブとレコーディングだとどちらが好きですか。その理由もあれば教えて下さい。

小田桐奈々 これは、難しいですね(笑)。どちらも好きなんですよね。

舞花 う~ん(悩む)。ライブの方が感情が乗るような気がしますね。レコーディングは頭の中にあるイメージをギュッと詰めて形にしていくという作業というか。そういう事も好きですが、ライブだと観てくれている方の表情だったり、生の歓声を観たり聴いたりできるので、自分の想像を超えた感情が出てきて、それが声に乗ったりするので、そういうところが好きですね。

――ライブといえば放課後プリンセスの目標には日本武道館がありますよね。

小田桐奈々 まだ、すぐにとはいきませんが、絶対行きたいですね。9月22日にZepp DiverCity (TOKYO)でワンマンライブが決まっているので、まずはそこを成功させたいですね。コツコツと武道館へ向けてステップアップしていきたいです。

――Zepp DiverCity (TOKYO)は約2500人ぐらい入りますよね。

小田桐奈々 今までで一番大きな会場でのワンマンになるので、ドキドキですね。1部2部とあって制服姿の私たちと、プリンセスに変身した私たちが楽しめるステージになります。来て頂けたら絶対損はさせませんよ。

舞花 学園の時は、上品さを残しながら“楽しく元気良く”をコンセプトにしていて、プリンセスでは曲の雰囲気をより一層、観せられるようになっています。どちらも好きになってもらえたら嬉しいですね。放課後プリンセスらしさ、放課後プリンセスだからこそ観せられるライブをお届け出来ると思っています。

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