横浜DeNAベイスターズの池田球団社長と秦 基博(撮影・桂 伸也)

ガッチリ握手する横浜DeNAベイスターズの池田球団社長と秦 基博(撮影・桂 伸也)

 シンガーソングライターの秦 基博が13日、横浜でおこなわれた『マツダオールスターエクスペリエンス 2016 in YOKOHAMA』開催記者発表会に登場。横浜スタジアムでのライブを横浜DeNAベイスターズの球団社長に直談判するという一幕が見られた。

 『マツダオールスターエクスペリエンス 2016 in YOKOHAMA』は、プロ野球の夢の祭典であるオールスターゲームを、子供たちに改めて憧れを抱いてもらうことを目的に企画されたイベントで、横浜DeNAベイスターズの球団創設後初となる横浜スタジアムでのオールスターゲーム前日の7月15日に開催される。

 当日はオールスターゲームにまつわる貴重な資料の展示や同日に福岡で開催されるパブリックビューイングなど、さまざまな催しがおこなわれる予定。

 更に、このイベントでは実行側の、横浜市民に多角的にオールスターに接してもらいたいという意図で、当日は秦 基博のスペシャルライブが開催されることになっている。横浜出身でかつ横浜スタジアムに並々ならぬ思い入れがあるという秦 基博に対し、実行側が出演オファーを投げかけたところ、秦 基博は二つ返事で出演を快諾したという。

 秦はオファーを受けた際の思いを「昔少年野球をやっていたんですけど、その野球の開会式で横浜スタジアムのグランドに初めて入ったのが最初。それ以来、自分の出身高校の野球部の県予選を応援しに来たりとか、たくさんの思い出があるので、こうやって関わらせていただくということを喜んでお受けしました」と野球との関わりを説明。

 続けて、「例えば、野球のオールスターの盛り上がりのように、僕のライブを直接肌で感じてもらうというのはなかなかないと思うんですが、今回は子供たちと一緒に歌うこともできますので、自分自身がその中で歌えることも楽しみ。その空気の中にいられることの喜びを感じながら、みんなと歌えたらと思っています」と今回の出演に向けた意気込みを語った。

背番号10の特別ユニホームに袖を通した秦 基博(撮影・桂 伸也)

背番号10の特別ユニホームに袖を通した秦 基博(撮影・桂 伸也)

 また、秦はこのイベントに対する挨拶とともに「この場を借りて、思い切って直談判を」と、なんと同席していた横浜DeNAベイスターズの池田純社長に、横浜スタジアムでのワンマンライブ開催を直訴。

 すると社長は快く「いやもう是非! 来年でいいですか?」と返答。予想外の即答に秦は「来年? そんなに早く事が進むんですか?」と少し焦りながら「では、『みどりの日』とか」とたずねると、池田は「そのあたりで検討します!」と返答、秦の横浜スタジアムでのライブを、前向きに検討することを約束していた。

 ちなみに秦が直訴の際に提案した「みどりの日」は、秦が2008年5月4日に神奈川県民ホールでアコースティックライブ<GREEN MIND>をおこなった経緯から、自身の特別な日としており、毎年この日に同タイトルのアコースティックライブを開催している。

 特にライブをおこなう場所に具体的な目標を持っているわけではないと語る秦だか「横浜スタジアムだけは特別で、いつかスタジアムでライブをするということは本当に夢の話。いつか叶うといいなと思っていました」と横浜スタジアムに寄せた思いを明かした。

 そして、「ここには横浜スタジアムという場所が持っている空気感、例えば横浜の夜景の中で野球を見る気持ちよさみたいなものがあると思う。だから自分自身もライブにおいて、横浜の風や空気をみんなと共有できるライブにできたらと思います」と、横浜スタジアムでのライブが決定した場合の抱負も。

 更に「子供のころから慣れ親しんだこの場所でライブが実現できれば、自分自身にとっても大切なライブになると思いますし、それこそ横浜のみなさんと楽しめる、思い出に残るライブにできるのではと思います」と、意欲を膨らませていた。(取材・桂 伸也)

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