元BOΦWYのギタリストで、ロックミュージシャンの布袋寅泰が、5月23日に東京ドームで開催された氷室京介のライブ活動無期限休止前最後のライブ『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』を観賞していたことを明かした。そのうえで、「貴方と出会い、貴方の隣でビートを刻み、歌い、踊り、笑顔を交わせたことは、ギタリストとして最大の喜びであり誇りです」などとメッセージを寄せた。

 氷室のライブ『KYOSUKE HIMURO LAST GIGS』は5月23日に盛況裡に幕を閉じた。このライブをもってライブ活動を無期限休止するため、多くのミュージシャンや関係者が伝説の目撃者となり、BOΦWYの元メンバーであるドラマーの高橋まこと、ベーシストの松井常松も観覧したことを後に、高橋が明らかにしている。

 布袋は6月1日に自身の公式ブログを更新し、「『氷室京介LAST GIGS』最終日を観させていただきました」と氷室のラストステージを直接見届けたことを明かした。

 そのうえで、「耳の不調と戦いながら、35曲をフルパワーで歌いきったボーカリスト魂、最後まで貫かれたストイックな美学に心震え、感動しました」と氷室のミュージシャンとしての姿勢に心打たれる心境を綴り、「ステージで歌う姿をもう観れないのはとても寂しいけれど、コンディションの回復を祈ると共に、これからの創作活動を楽しみにしています」と労いの言葉を寄せた。

 そして、布袋は再度、氷室とのかけがえのない縁を伝える。「貴方と出会い、貴方の隣でビートを刻み、歌い、踊り、笑顔を交わせたことは、ギタリストとして最大の喜びであり誇りです」とし、「心からの感謝と最大のリスペクトを込めて。ありがとう。そしてお疲れ様でした」とメッセージを送った。

 耳の不調などを理由にライブ活動を無期限休止した氷室。布袋は過去にブログで、「せめて1曲だけでもギターを隣で弾かせてほしい」などと吐露したこともあったが、布袋とのステージ上での共演は叶わず、2人の間の確執を伝える報道も一部であった。

 ただ、この日の文面に布袋がこめた思いを知ったファンからは「氷室京介ファンとしては、嬉しいお言葉」「最後見てたんだね。なんか泣きそう」「一緒にやってるのを観たい人もいただろうけど、自分はこの形で終わって良かった思ってます」などとコメント。

 なかには、氷室がこのステージの最後の曲にBOΦWYの楽曲「B・BLUE」を選んだ理由について触れ、「布袋さんへのmessageだったんだ『若い頃、苦楽を6年間、共にした男への精一杯の誠意』 を氷室さんが布袋さんに」と読み解く人も見られている。

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