先日足を骨折したアクセル・ローズ

先日足を骨折したアクセル・ローズ

 ガンズ・アンド・ローゼズが『コーチェラ・フェスティバル』で、ロックバンドAC/DCのギタリストのアンガス・ヤングと共に迫力のパフォーマンスを見せた。アクセル・ローズ、スラッシュ、ダフ・マッケイガンと元祖メンバーが顔を揃えた同バンドは、カリフォルニア州インディオで開催中の、同フェスの初週末にヘッドライナーとして登場し、ヒット曲満載のセットを披露した。骨折中のアクセルだが、フー・ファイターズのデイヴ・グロールから借りたという鉄製の椅子から、その怪我をものともしないようなパワフルな歌声を聴かせた。

 アニメ映画「ルーニー・テューンズ」のテーマ曲で登場した後、「イッツ・ソー・イージー」で皮切り、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」「ユー・クッド・ビー・マイン」「ノーベンバー・レイン」「シヴィル・ウォー」らのヒット曲を次々に披露して会場を盛り上げた。

 先日の足の骨折により座った状態でのパフォーマンスを強いられたアクセルだが、フー・ファイターズのデイヴ・グロールから借りたという鉄製の椅子からその怪我をものともしないようなパワフルな歌声を見せつけ、特別ゲストのアンガスを「俺が走り回れないから、ちょっとエネルギーを足してくれる友達にきてもらうよ」と紹介した。

 トレードマークの制服姿で現れたアンガスに観衆はさらに盛り上がりを見せ、バンドはかつてガンズがライブでよく演奏していたAC/DCの「ホール・ロッタ・ロージー」と「リフ・リフ」の2曲をプレーした後、計25曲のトラックリストを、アンコールでのザ・フーの「ペイシェンス」のカバーと「パラダイス・シティ」で締めくくった。

 アクセルはショーの後デイヴに椅子を貸してくれたお礼をツイートしている。「ロックの王座を貸してくれたデイヴ・グロールに心からお礼を言いたいね!最高の取り計らいだよ!言葉では言い尽くせないね!ステージに大きな違いをもたらしてくれたよ!」とツイートした。

 来週のコーチェラとメキシコシティ公演の後、アクセルはAC/DCの「ロック・オア・バースト」ワールドツアーのヨーロッパ10公演でブライアン・ジョンソンの代わりを務めることが決定しており、その後にはまたスラッシュとダフと共にガンズとして「ノット・イン・ディス・ライフタイム・ツアー」を敢行する予定だ。

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