音楽
小室哲哉、脅威を感じたアーティストは「宇多田ヒカル」
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音楽プロデューサーの小室哲哉が、脅威を感じたアーティストに宇多田ヒカルを挙げた。
先月29日深夜にフジテレビ系で放送された『古市ドア』で明かしたもの。同番組は社会学者の古市憲寿氏が初めてMCを務め、出演するゲストと対談する番組。小室はゲストとして出演した。
歯に絹着せぬ物言いで人気の古市氏だが、雑誌の対談で出会って以来、親交もあるという2人。際どい質問にも小室は素直に答え、終始和やかな雰囲気で対談はおこなわれた。
「脅威を感じたアーティストはいるか」との質問に小室は「宇多田ヒカルさんが1998年に出てきて、翌年の1stアルバム『First Love』が1位になって」「でもCDの売り上げというより、動物的というか本能的に新しい時代が来るんだろうなぁ、とその時思っていた。高校生の女の子みたいな彼女の雰囲気には脅威を感じてた」と累計765万枚を売り上げた、日本でのCDセールス歴代1位の『First Love』と宇多田ヒカルに対する当時の思いを明かした。
1980年代後半から90年代後半にかけて、10年以上に渡り日本の音楽界を牽引してきた小室。対談の冒頭では「さすがに10年以上ブームを作っていくのは難しいな」「何か新しいことをやっても違うと言われて、何やっても否定される」と新しい時代に取り残される不安を抱いていたことも吐露した。
小室は昨年、フジテレビ系の音楽番組『水曜歌謡祭』に出演した際、宇多田ヒカルの「Automatic」について「すごい難しいグルーヴ感。ヒカルちゃんが僕を終わらせたって感じですね」とコメントしていた。