倉木麻衣が「若者力大賞」受賞

「若者力大賞」を受賞した倉木麻衣

 倉木麻衣が、社会に貢献した若者や団体を表彰する「第7回若者力大賞」で大賞を受賞した。2月某日には都内で表彰式が行われた。倉木は、音楽活動と並行して東日本大震災被災地でミニライブを実施するなどの復興支援活動や、カンボジアで寺子屋設立や運営支援を行うなどの国際貢献が評価された。

 倉木は受賞スピーチで以下の通りに語った。なお、倉木は近々2度目のカンボジア訪問の予定があるという。

 ――カンボジアは観光地として、また日本からの支援国として話は聞いたことがありましたが、実際に現地に行ってみた時のカルチャーショックは言葉で言い尽くせないほどのものでした。途上国の現実を目の当たりにして、私にできることを考えるだけではなく、行動していこうと強く心に決めました。

 そして2014年のカンボジアの訪問時、私は公益社団法人日本ユネスコ協会連盟さんが行っている世界寺子屋運動で設立された寺子屋で、初となる音楽の授業を行いました。授業の最後にカンボジアと日本の国旗に“自分の夢”を書いてもらいました。その場で「歌手になりたい」「ミュージシャンになりたい」と書いた子供達がいました。音楽を知らなかった子供たちの中に将来の新たな“夢”が増えたということです。とても感動的な出来事でした。私は “音楽”の楽しさ、喜び、そして音楽からひとつになる和の大切さを知ってもらうことで、カンボジアの子供たちに何かを伝えることができたのではないかと思っています。

 前回のカンボジア訪問から、私は「倉木麻衣 みんなでカンボジアに寺子屋を建てようプロジェクト」を立ち上げました。新たな寺子屋建設と運営の資金を集めるために、チャリティやコラボレーション、私のグッズのオークション販売、「ネット募金」というシステムを使わせてもらったり、様々な方法を使ってこのプロジェクトの展開をしてきました。

 様々な形で募金活動を展開することにより、このプロジェクトを知ってもらうきっかけが増え、それはカンボジアの現状やそこで何かをしようとしている人たち、よりよい社会をつくろうとしている人たちを知ってもらうきっかけを作ることができる。それが、今回立ち上げたプロジェクトのもうひとつのテーマなのです。

 どんな環境にあっても“学びたい”と目を輝かせる子供たちが、寺子屋で多くのことを学び、成長していく姿を、ご支援いただいている皆さんと一緒に、これからも見守っていけたらと思っています。――

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