映画『9つの窓』の公開直前イベントに出席したAKB48茂木忍(撮影・小池直也)

 AKB48の茂木忍(18)が11日、横浜・みなとみらいのブリリア・ショートショートシアターで行われた、映画『9つの窓』の公開直前イベント『AKB48と楽しむ世界のショートフィルム』にゲスト出演した。

 国際短編映画祭の「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」とAKB48グループがコラボした短編作品シリーズ。各作品にAKB48メンバーが出演しており、この日は、世界のショートフィルム4本と横山由依が主演をつとめた『漁船の光』が上映された。

 イベントにゲスト出演した茂木は、「海外の映画をあまり観ることが無かったけど、ショートフィルムだと海外の映画でも気軽に楽しめる。是非皆さんにも観ていただきたいです」とアピール。

 更に、昨年6月の同映画祭受賞式を振り返り、「めちゃくちゃ緊張しました。テレビで見たことがある方が沢山いて、凄いドキドキしながら登壇しました」と述べ、司会者から海外の映画祭にも出演者側でどうか、と問われると「茂木カンヌわず」とツイッター用語を使って表現してみせた。

 イベントでは映画祭にまつわるクイズも実施。ジョージ・ルーカスの話を食い入るように聞く茂木。黒澤明監督の話題では「(黒澤監督が)順番的にスターウォーズのエピソード8をやるんじゃないですか? そうなったら観たい」と“天然”ぷりを発揮して会場の笑いを誘った。

 横山由依主演『漁船の光』では、横山の演技を「凄い演技上手だなと思いました。なかなか女優である横山さんを観る機会が無かったので、今回見れて新しい感じがした」と絶賛した。

 茂木は、『9つの窓』では『赤い糸』という短編で主演を務めている。作品は運命の赤い糸が見える様になった主人公の学園物語となっている。赤い糸を信じるか、と話題がおよぶと「うーん、難しいですねえ」と考える様子を見せた。

 その後は「信じたいです。誰しもが一度は運命の赤い糸ってあるのかなって考えることがあると思う。今日来てくださっている皆さんともきっと赤い糸が繋がっていると思う」と発言すると、会場から大きな拍手が起きた。

 今回が映画初出演だという茂木。撮影中はずっと緊張していたそうで休憩時間も休まらなかったと振り返った。また、「赤い糸がCGだったので見えないものを見える様に演じるのが大変だった」とも。長編作品についても意欲を見せたが「やってみたいけど、身がもたなそうです」と明かしていた。

 次に演じてみたいのはホラーや学園ラブストーリーだそうで「お客さんにきゅんきゅんしてもらえる様なものをやりたい」と話した。イベントの最後は「ショートフィルムが9本色々なテーマのものがあるので楽しんでください」とメッセージを送って締めくくった。

 イベント後の囲み取材では「今まで演技はやってみたいと思ったことが無かったけど、凄い勉強になったと思うのでこれからも女優の勉強をしていきたい」と意気込みを話した。また、憧れの女優は満島ひかりを挙げている。

 さらに「AKB48と赤い糸で繋がっている」とコメント。今年の抱負は「2016年は是非たくさん演技のお仕事をやっていきたい。AKBの劇場公演にもたくさん出られるようになりたい」と述べた。(取材・小池直也)

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AKB茂木忍が公開直前イベント出席

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