<紅白リハ>小林幸子、5mの高さで中断 メガ幸子不調に動揺
小林幸子のリハーサルのもよう。後ろにはメガ幸子
“ラスボス”小林幸子が30日、第66回NHK紅白歌合戦(31日、午後7時15分)のリハーサルに臨んだ。4年ぶりの紅白復帰舞台。前日の会見で「搬入」と口を滑らした衣装もこの日がお披露目。しかし、リハーサルの序盤でその“衣装”が不調。ラスボスも「え!」と動揺を隠せない様子だった。
特別企画枠として4年ぶりに紅白の舞台に立つラスボスこと小林幸子。この日お披露目された衣装は、総重量5トン、高さ9メートル、横幅7・2メートル。かつての“メガ幸子”も加わったが壮大な衣装だったが、そのメガ幸子が不調。歌い始めで、小林幸子の後ろから顔をのぞかせるはずだったが、上がり切らずに降下。「ドン!」という音を鳴らして元の位置に戻ってしまった。
後ろを振り返ることが出来ない小林幸子は状況が分からず歌い続け、そのまま高さ5・5メートルまで上昇して、“てっぺん”で中断となった。事態をようやく把握した小林幸子は「えーーー!!」と動揺を隠し切れず。それでも、司会の井ノ原快彦や有働アナに手を振って挨拶する余裕も。スタッフが“機材”ならぬ衣装チェックをしている間も井ノ原との会話を楽しんだ。
井ノ原「高い所は怖くないですか」
幸子「怖くないです」
井ノ原「リハーサルだったから良かったですね。見え隠れする演出かな、と思いました」
幸子「本当にリハで良かった」
井ノ原「凄いドレスですね。重さはどれぐらいですか。素敵ですよ。嬉しいな、もう一度見れるなんて」
幸子「ドキドキする」
井ノ原「もう装置だもんね」
幸子「いえ、衣装です!!」
井ノ原「失礼しました」
結局、メガ幸子の“不調”はこの場では直らず。その日の夜に修正するということになり、そのままリハーサルは進められた。
今回の“幸子ステージ”は目を奪われる壮大で鮮やかなもの。ニコ動とのコラボレーションで、“衣装”に組み込んだ映像に文字が流れる仕組みもある。本番当日はネットから書き込みができるという。
リハーサルを終えた幸子は囲み取材に応じ、今回のハプニングを興奮気味に振り返った。「腰で固定されているから後ろが見えなくて。びっくりしちゃった。リハーサルで起きて良かった。でも明日は何があるかは分からないからね。記者の皆さん、祈って!」。更に、原因は?という問いに「恥ずかしかったからじゃない」とおどけた。
31日のリハーサルはせず、そのまま本番に臨むという。幸子は改めて「願ってくださいね」と呼びかけた。