<取材雑感>冷寒の空港デッキでも笑顔のE-girls・Amiと山口

冷寒の空港デッキでも笑顔で対応したE-girlsのAmiと山口乃々華
【取材雑感】E-girlsのAmiと山口乃々華が5日、愛知・中部国際空港(セントレア)で開催された点灯セレモニーに出席した。初冬の澄んだ空気が流れる空港のスカイデッキ。体感型イルミネーションとして、東海エリアで初めて披露された3Dプロジェクション・マッピングの幻想的な映像を、2人はうっとりしながら見つめた。
西日が夜月に変わった時間帯。飛行機が飛び立つ滑走路が眼下に広がるスカイデッキ。山口と一緒に点灯ボタンを押したAmiにとって、3Dプロジェクション・マッピングを目の前で見るのはこれが初めてだった。「生で観るのは今日が初めて。すごく楽しみです」。2人のイベント出演を見守っていた観客と一緒に、およそ3分間の幻想的な世界に浸った。
「Bigbook」という名の絵本に映し出された3Dプロジェクション・マッピング。空港というロケーションをモチーフにした「旅の物語」は、一機の飛行機が、様々な文化や空間を持つ国々の上空を飛んでいく。その国の建物や文字は色鮮やかな光を放ち、観る者に興奮と幻想的なストーリーを提供した。
少しの時間、そこにいるだけで、冷たい空気が身体を震えさせるセントレアの夜。Amiはステージの上で山口と寄り添いながら笑顔を向ける。「本から飛び出して、左右に広がる。光がものすごくロマンチックで、見惚れてしまいました」。山口もまた、「ファンタジックな物語。素敵でした」と酔いしれた。
記者たちの写真撮影に応じるため、冷たい空気の中、角度を変えて、Amiと山口は何度もポーズをとった。人々の期待と希望を世界に運ぶ玄関口、エアポート。決して尽きることのない2人の笑顔が、煌びやかに彩られたイルミネーションに溶け込んでいた。(取材・小野眞三)