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パリ多発テロ、米バンドが事件の惨劇語る「身を挺して犠牲に」
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VICEがYouTube上に公開したインタビュー映像
フランス・パリで13日に起きた同時多発テロで、発生場所の一つ、バタクラン劇場で事件当時ライブをしていた米バンドのEagles of death metal(イーグルス・オブ・デス・メタル)が米ニュースメディアに、事件の惨劇を語った。
Eagles of death metalのJesse Hughes(ジェシー・ヒュージ)と、Josh Homme(ジョシュ・オム)が、米・VICE(ヴァイス)の共同創設者である、Shane Smith(シェーン・スミス)さんのインタビューに応えたもので、同映像はYouTube上などで公開されている。
彼らの動揺はインタビューの間もみられた。Josh Hommeは事件当時、現場には居なかったようだが、Jesse Hughesはライブの最中で、メンバーとオーディエンスの勇敢な行動を詳細に以下のように語った。
――たくさんの人が僕達の控え室に隠れていたんだ。でも、テロリストがそこまでやって来て、彼らは僕のレザージャケットに隠れていた子供を除いてみんな撃ち殺した…死んだふりをしてた人も本当に恐ろしい思いをした。
あんなに犠牲者が出た、最も大きい理由は、みんな、彼らの友達や家族を置いていけなかったからなんだ。たくさんの人が、大事な人の為に、身を挺して犠牲になったんだ。――
バタクラン劇場では、テロ発生場所のなかでも最大の被害となる約90人が死亡したと報じられている。 【文・松尾模糊】


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