水樹奈々、今年最大の“革命”は「スマホに機種変したこと」
声優で歌手の水樹奈々が21日、都内で行われた映画『ハンガーゲーム FINAL:レボリューション』舞台挨拶に出席。同じく声の出演を担当した神谷浩史、前野智昭とともに、ラストを迎えたシリーズ最新作に対する思いや取り組みなどを語った。
本作は、スーザン・コリンズのベストセラー小説をもとにした、ヒットシリーズの最終章後編で、独裁国家パネムへのレジスタンスの象徴的存在であるカットニスが、パネムの支配者であるスノー大統領暗殺に挑んでいく姿を描いたアクション巨編。
水樹は「カットニスと同じように、起こる出来事に反射的に対応できるよう、あえて原作を読まずにいたんですが、台本を読んだ時は『こんな展開が待っていたなんて!?』と、本当に衝撃的でした」と、今回のストーリーに触れた最初の印象を語った。
また、このストーリーの市民になったらどうか、という問いに神谷は「逃げますね。戦闘に向いてないし。でも奈々ちゃんには歌っていて欲しいですね」と話を振ると、「戦いなさいよ! って怒られませんかね? まあ、心が折れるまで歌いますけど…」と、少しボケを入れて返答、会場の笑いを誘っていた。
作品の「レボリューション」というコンセプトにちなみ、今年起きた革命的な出来事は、という質問に水樹は「ガラケーからスマホになりました!」と誇らしげに告白。そして「周りから(変えろと)言われることに意地になっていたんですよ。でも本当に便利ですよね、感動しちゃいました。写真も綺麗だからいっぱい撮ったし、パノラマモードで撮ったり」と、嬉しそうに自身の革命的出来事を明かし、ほのぼのした雰囲気を漂わせていると神谷から「うちの母親と同じ会話になっているよ」とつっこまれ、爆笑を呼んでいた。
本作シリーズの日本語吹き替えを担当し続けたことに「日々、老いではなく成長していたいと思いました」と自身を振り返った水樹は「アクションシーンや映像の美しさももちろんですが、やっぱり注目していただきたいのは、人と人とのつながり、ドラマだと思います。是非最後まで楽しんでもらえればと思います」と作品をアピールした。 【取材・桂 伸也】