あとがき

 Dinosaur Pile-Up。これほど名とサウンドがリンクするバンドが他にいるだろうか。彼らのサウンドが如何に“ヘヴィでメロディアス”であるか。それはアルバム『ELEVEN ELEVEN』を一周聴いただけでもそれは存分に伝わってくる。今のサウンドを更にインパクトがあるものにしていき、それを進化させていく責任もあると言うDPUの新作。現代のヘヴィロック、オルタナティブロックを象徴する盤として仕上げられており、ロックファンのみならずとも、住宅事情が許す限りの爆音で楽しみたい一枚だ。

 更なる進化を遂げた“恐竜バンド”の大迫力のダイナソーサウンド、DPUグルーヴ。「ライブ感溢れるサウンド」をコンセプトに掲げ、はち切れんばかりの重厚な臨場感を一枚の盤に収めたサウンド。この仕上がりには、「アルバムで聴いているだけでは収まりがつかない」といった至極真っ当な感想が挙がる事が予想される。

 新作『ELEVEN ELEVEN』発表後、初となる日本公演、12月10日・渋谷クアトロでの来日ライブでは、大迫力の3ピースヘヴィロックサウンド、「Dinosaur Pile-Up」という名の恐竜に喰われるという貴重な体験ができるかもしれない。肉食恐竜系ヘヴィロックバンドDPUのリアルタイムな地響き、生の恐竜サウンド、規格外のパフォーマンスに問答無用の期待が持てる。

Dinosaur Pile-Up

『ELEVEN ELEVEN』ELEVEN ELEVEN (Japan-Edition)

M01. 11:11
M02. Red And Purple
M03. Grim Valentine
M04. Friend of Mine
M05. Nothing Personal
M06. Anxiety Trip
M07. Might As Well
M08. Gimme Something
M09. Bad Penny
M10. Crystalline
M11. Willow Tree
M12. (Bonus Track)Cross My Heart

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