ザ・コレクターズ、オリジナルアルバム完成

ザ・コレクターズ

 ザ・コレクターズが9月16日に通算21枚目となるオリジナルフルアルバムを『TRIAD』レーベルからリリースされることが発表された。

 『TRIAD』レーベルとは、1981年に日本コロムビア内に発足したロックレーベル。THE YELLOW MONKEY、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、ザ・コレクターズなど多くのグループが所属していた。2007年以降は休眠状態となっていたが、7年ぶりに復活を遂げたレーベルである。

 今作は、ゲストボーカルにはTRIADのレーベル・メイトでもあったピチカート・ファイヴの野宮真貴、鍵盤には、髭やWUJA BIN BINでの活躍でおなじみのgomes、チェロには1966カルテットから林はるかを迎え楽曲制作が行われた。

 今回のアルバムは、加藤ひさしの歌詞世界が前作に比べてよりリアリティがあり、切実な想いであったり声を大にして言い続ければいけないことであったりとアグレッシヴなメッセージがある一方、加藤ひさしのボーカリストとしての歌唱力が存分に発揮されているバラードや、 コレクターズの今の姿勢としてありつづけている応援ソングなど、聴きごたえのあるアルバムになっている。もちろん歌だけでなく、古市コータローの存在感のあるギター、阿部耕作の安定のドラム、そして山森 JEFF 正之のもう何年もコレクターズのメンバーかであるようなベース、この3人にしか鳴らすことのできない楽曲も聴きどころだ。

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