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SUPER BEAVERが『新劇場版 銀魂 -吉原⼤炎上-』(大ヒット公開中)で主題歌「燦然」を書き下ろした。これまでも様々な映画やアニメなどの作品で主題歌を担当し、物語の世界観に寄り添う楽曲と熱量で作品そのものの奥行きを広げ、情感を震わせてきた。本作でもビーバー節はいかんなく発揮され、魂揺さぶる熱情的な音楽や姿勢で観る者を惹きつけている。そんな彼らにこそ聞きたいことがあった。AIの発達により音楽が自動生成される時代に見せる彼らの矜持=プライドとは…。動画インタビューで迫る。
5分超え
――『銀魂』という作品への印象と魅力は?
柳沢亮太 原作はコミカルな印象が強かったのですが、TVアニメ「吉原炎上篇」から『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の流れを拝見して、締めるべきところを締める骨太さや、根底に流れ続けている銀さんの一本筋のようなものがこの作品の魅力だと改めて感じました。
渋谷龍太 長く愛されている作品で、物語の緩急の付け方がすごく上手だと思っています。笑わせるところと感動させるところの軸がしっかりしているからこそ、どちらにも面白くて、音楽やライブにも通じる部分があり参考にできることが多いと感じています。
藤原“37才”広明 時事ネタなども含めたギャグを入れ込んだ印象もありますが、その中にある熱いセリフや人間模様が素晴らしい作品というのが最初の印象です。
上杉研太 色々な感情が詰まっていて、物心ついた頃から走り続けている作品という印象です。お下品な表現も妥協せずに掲げ続けている点に、強いメッセージ性を感じました。
――楽曲制作にあたって意識した部分は?
柳沢亮太 (吉田)松陽先生は銀時にとって非常に大きな存在だと感じました。映画では描ききれない銀時の生き方の礎となった部分、つまり松陽先生との出会いや受け取ったものが、その後の人生に与えた影響を言葉や気持ちを楽曲に取り込みたいと思いました。
――渋谷さんはどういう印象を? デモから変わった部分も?
渋谷龍太 制作の過程で他のスタッフともやり取りをする中で、当初の形からはかなり変貌しましたが、それによってより良い形になったと感じています。
柳沢亮太 歌詞が変わったというよりは、構成がどんどん加わっていき、ボリュームが増していったという感覚です。その結果(曲の長さは)5分を超えました。
一発録りのような生感
――レコーディングはどうでしたか?
藤原“37才”広明 ロックンロール調のリズムですが、『銀魂』の「和」の雰囲気とも合うと考えました。映画の重要なシーンで使われると聞いていたので、より素晴らしいシーンになるよう、ドライブ感を意識して準備や音色の調整に時間をかけてレコーディングに挑みました。
上杉研太 ディスカッションを重ねる中でベースがどんどん複雑になり、今までにないアグレッシブなフレーズになりました。SUPER BEAVERの歴史としても新しい一曲になったと感じています。
――楽曲を聴くかぎり、一発録りを感じさせるライブ感があります。
柳沢亮太 SUPER BEAVERのレコーディングは、基本的に楽器隊3人が「せーの!」で合わせて録るセッション形式で行っています。何回かテイクも重ねますが、セッション感は出ていると思います。
――サウンドを受けて歌唱を変えた部分は?
渋谷龍太 思いは楽曲によって変わりますが、ボーカルとしては、今回だからといって特別に何かを変えることはありませんでした。柳沢の書く歌詞の中に、これまでのSUPER BEAVERにはなかった言葉遣いなどの変化はもちろんありましたが、軸となる音楽性は一切ブレていなくて、ライブ会場の大小によって自分たちのテンションやモチベーションが変わらないように、『銀魂』の空気を感じつつも、自分たちの軸、姿勢はライブと同じです。
――そのなかでSUPER BEAVERさんの矜持は?
渋谷龍太 「人と人」という関係を真ん中に置いて活動してきたバンドなので、そこがブレない限りAIは脅威ではありません。なのでこれからも実直に人と向き合い、自分に正直に音楽活動を続けていきたいですし、そういうことを続けていったらまた今回の『銀魂』に携われるような機会を頂けるんじゃないかと思います。これからも地に足をつけて精進していきたいと思います。
(おわり)
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