江口のりこ

 柄本明、渡辺えり、江口のりこ、佐藤B作、笹野高史が26日、都内で行われた「また本日も休診 山医者のうた」製作発表記者会見に出席した。

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 那須高原の山奥にある診療所で、医師・見川鯛山が村人たちと繰り広げる日常を描いた『田舎医者』シリーズ。作者である見川鯛山が実際に体験した出来事をもとに、豊かな自然と人間の営みを描いた本作が、2021年上演の『本日も休診』から装いも新たに、二度目の舞台化を果たす。

 主演で、見川鯛山役の柄本明が座長を務める劇団東京乾電池にも所属する江口のりこ。柄本は「うちの劇団の生え抜きなので、一緒にね、明治座で、博多座でできるのは光栄なこと」と共演を喜んだ。

 江口が若手の頃から見ていたという、鯛山の妻・テル子役の渡辺えりも「養成所のときから見ていて。最初は美形の雰囲気。それがだんだん面白い感じ(個性のある役者)になっていって。それで柄本さんが可愛がっている、秘蔵っ子、お弟子さんの一人で、めきめき成長している姿を見ているので、このメンバーでやらせていただくのは本当に楽しみです」と期待感。

 そんな江口は今回、他人とのコミュニケーションが苦手で山中に一人暮らしの村人・阿久津民代役を務める。本作の出演が決まった心境を「このお話を頂いた時に明治座とか歴史のある劇場でお芝居できるのはとても嬉しいなと思いました」としつつ「メンバーは…先輩方が…すごくて、正直しんどいなと思ったんですけど、勉強になることもたくさんあるし、日に日に楽しみだという気持ちが大きくなっています」と率直に語った。

 と、大御所たちに囲まれ恐縮といった様子だったが、渡辺から「私たち、動物の役もやりたいと思わなかった?」と聞かれ「そうは思わなかったです」とバッサリ。さらに、山形で行われる千秋楽後の打ち上げを楽しみにしている渡辺が「みんなそのまま帰るの?」と尋ねると「そうですね」とあっさりと回答するなど、マイペースな江口らしさも出し、会場の笑いを誘った。

 なお、本作は明治座では、10月23日(木)~11月2日(日)に上演予定。

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