歌手の鈴木愛理が6月7日、横浜市のKT Zepp Yokohamaで、ソロツアー『LIVE 2025 〜Oops!〜』の初日公演を開催した。℃-ute解散後、ソロアーティストとしてバラエティ番組のMCやドラマ、ミュージカルなど多方面で活躍の幅を広げる彼女が、最新曲「Oops!」でツアーの幕を開け、会場に集まった多くのファンを熱狂させた。ミュージカルでの経験を経て「もっと自分のことを愛していいんだ」と思えるようになったことや、ファンへの感謝を語るMCを挟みながら、グループ時代の楽曲から未発表曲まで多彩なパフォーマンスを披露。全国7都市を巡る今回のツアーは、7月にはソロとして初めての海外単独公演も控えており、アーティストとして新たなステージへと踏み出す意欲を見せた。

 【写真】鈴木愛理『LIVE 2025 〜Oops!〜』の模様

 2017年の℃-ute 解散後、ソロアーティストとして活動をしながらバラエティ番組のMCや、ドラマやミュージカルへの出演、コスメブランドのミューズを務めるなど、多方面で活躍中の鈴木愛理。2024年秋以来となるツアーであり、デビュー8年目を迎えて初めてのライブで彼女が新たにどんなステージを見せてくれるのか、多くのファンが期待を胸に会場に集まった。

 オープニングは先日ミュージックビデオが公開されたばかりの新曲で、今回のツアータイトルにもなっている「Oops!」からスタート。スタイリッシュで癖になるパフォーマンスと、バンドとともに繰り出すグルーヴィーなサウンドで冒頭から客席の心を掴んでいく。この新曲では撮影可能というアナウンスもあり、カメラに収めながらもステージに夢中になるファンの姿が見られた。

 MCでは今回のツアーに込めた思いに触れ、「ミュージカル『SIX』で海外の方とお仕事をする中で、『もっと自分のことを愛していいんだ』と思った」ことが披露する楽曲を選ぶ上で大きな影響を与えたそうで、「私が挫けそうなときもみんながキラキラしていて前に進めたことがいっぱいあったから、今回のライブを受け取って「自分、最強!』と思って帰ってもらえたらいいな」とファンに向けて話すと、会場からは大きな拍手が起こった。

 その後も、ゲーム『メメントモリ』のキャラクターソングでもある「Ruby」や未発表曲の初披露、グループ時代の楽曲など、鈴木の豊かな声色やダンス、色とりどりの表情をたっぷりと堪能できるパフォーマンスを披露。ファンとともに声を出しながら楽しむ曲も満載で、バンドやダンサーとのチームワークを見せながら弾ける笑顔とエネルギッシュな歌声で最後まで会場を熱く盛り上げた。

 当日のリハーサルを終えたばかりの鈴木が、ツアーの見どころや新曲についてインタビューに応えてくれた。

 まずツアーの初日を迎えたことについて、「ミュージカルに出演して歌ってる自分を取り戻して、久しぶりに一本のコンセプトがあるツアーをするので、みなさんがどう受け取ってくれるかが楽しみです。頑張ります!」と意気込みを語る。

 7日より配信スタートした新曲「Oops!」には作詞に携わっており、「『今の私』という内容になっています。過去の自分を背負いながらも前に進んでいく気持ちを、『ついてこれる?』という茶目っ気や小生意気さを出しながらも、気品を残せたらいいなと考えながら書きました。楽曲はベースの音がメインで走っていたり、MVではヨーロッパの世界観を表現していたり、私の好きなものを詰め込んだ作品ができあがりました」とこだわりを教えてくれた。

 7月にソロとして初の海外公演が決まっていることには、「上海では℃-uteでも単独ライブをやったことがないので、すごくドキドキしています。今回の日本でのセットリストにプラスして上海限定で披露する曲もいくつか持っていこうかなと思っているので、楽しんでもらえたら嬉しいです!」と期待感を煽った。

 今回のツアーでは7月29日の東京・Zepp DiverCity まで全国7都市を駆け抜け、7月12日にはソロとして初の海外単独公演「鈴木愛理 LIVE 2025 in 上海 ~我愛理...Oops!』を開催することが決まっている。コンサートでも披露された 10thデジタルシングル「Oops!」は現在配信中だ。

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