5月31日・6月1日の2日間に渡り、日比谷公園とその周辺施設で開催する無料の音楽イベント「日比谷音楽祭 2025」の第一弾出演アーティストが発表された。

 2019年にスタートした「日比谷音楽祭」は、素晴らしい音楽を生の演奏で聴く機会を、誰もに開かれたものとして届けたいという音楽プロデューサー亀田誠治の想いから、世代やジャンルを超えたさまざまな音楽体験を無料で楽しめる場を作っていくことを目指した音楽祭。これまでに新型コロナウイルス感染拡大の影響などを受け、中止や無観客生配信での開催など、試行錯誤を繰り返しながらも、2023年には声出しや飲食ブースを解禁し完全復活の形で開催することができた。昨年の「日比谷音楽祭 2024」では2日間で延べ17.5万人が来場、オンライン視聴者数も生配信と見逃し配信を合わせて延べ25.5万人と年々多くの方に楽しめる音楽祭となっている。

 今回、「日比谷音楽祭 2025」の第一弾出演アーティストとして発表したのは、32年ぶりに野音へ出演する小沢健二、SNSでの発信をきっかけに国内のみならず世界で人気のアーティストimase、昨年待望の活動を再開した氷川きよし+KIINA.、ロックとブルースを基調にしながら唯一無二なサウンドを鳴らす、男女2人組ロックユニットGLIM SPANKY、今年デビュー10周年を迎える藤原さくら、これまで数々のオペラ、コンサートの舞台上での華が桁違いと絶賛されているソプラノ歌手の高野百合絵、2007年の結成以来8カ国合計200公演以上の経歴を持つ、世界的に評価されてきたウルグアイ在住のピアニスト・コンポーザーと日本在住のパーカッショニストによるデュオDos Orientales など、今回が日比谷音楽祭初出演となるアーティストをはじめ、これまでも日比谷音楽祭を盛り上げてきた新妻聖子、YOYOKA、《聞かせ屋。けいたろう》など18組。

 世代やジャンルに富んだ日比谷音楽祭らしいラインナップです。今後も出演アーティストは増える予定。

 日比谷音楽祭は、誰もに無料で楽しんでいただくために、運営費を、企業様からの協賛金、クラウドファンディングや募金(寄付)による支援金、行政からの助成金によってまかなっている。今年も企業や、応援してくれる人からの寄付を募集する。

 今年は改修工事を控えている現在の日比谷公園大音楽堂(通称野音)を使用した最後の日比谷音楽祭となる。

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)