<第75回NHK紅白歌合戦◇リハーサル(音合わせ)◇28日◇NHKホール>2回目の出場となるTHE ALFEEは、「星空のディスタンス」を歌う。桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦がリハーサル終了後、取材会に登壇し、初出場したときの思い出話を語った。

 【写真】THE ALFEE、アザーカット

――紅白への意気込みはいかがですか。

高見沢 41年ぶりでもう初出場も同然ですから僕らも古希になりましたけど新鮮な気持ち、若い気持ちででたいと思います。

桜井 41年前は下っ端だったもんね。大先輩が三波春夫さん、北島三郎さんとか。

高見沢 今は(自分たちが)上の方ですよ。

坂崎 紅白はあのときの印象がすごく強いんですよ。

高見沢 場違いな感じ。

坂崎 楽屋もね、当時のNHKホールの個室は先生方ですよ。ベテランの誰が入るかで揉めてましたけど(笑)他は下の大部屋ですから、沢田研二さんとか千昌夫さんとか」

高見沢「僕たちは研ナオコさんのバックバンドやったことがあるんで、その頃にお会いした千昌夫さんに「お前らも紅白だな」と言われて。

――当時から様変わりしたと感じたところは?

高見沢 LEDとバックにオーケストラがいないこととか。僕と坂崎は由紀さおりさんのバックで(紅白に)出たことがあるんですけど、タキシードを着てきてくれと言われて、持ってないから借りてきて、着ていったらバンドさんの後ろだったので、全然映ってなくて...。

桜井 困ったの俺だよ。俺のバンド仲間が出るからって親戚とかに全部に言って(笑)。

――どんなステージになりそうですか。

高見沢 まさに「星空のディスタンス」のようなステージですね。すごかったです。楽しみにしていてほしいです

坂崎 さすがNHKだっていう感じです。

――デビュー50年についてはどう感じていますか。

高見沢 あまりピンとこないんですけど、坂崎が70歳になったんですよ。

坂崎 こいつもです(笑)。

高見沢 桜井は来年70歳になるんですけど、そこで50周年だと思いますね。こんなに小さい70歳いない。

坂崎 こんな髪の70歳もいないですよ。これ地毛ですよ。

桜井 だいたいみんな、「えっ!?70歳なの」って言うよね。私は毎日見てて何とも思わないんですけど、やっぱり世間の皆様から見たら、こんな70いないです。

高見沢 新たなモデルケース。前期高齢者はこう生きるべきだという講演会をやりたいと思います。

坂崎 高見沢は歯も全部自分の歯で、すごいよね。70歳で全部自分の歯ってなかなかいない。僕と桜井は髪の毛は自分の毛なんですよ。3人ともTHE ALFEEは地毛っていうのはハッシュタグにね。

桜井 量は違うけどね。

坂崎 ただ僕たち自分の歯じゃなくて人の歯なんですよ。

桜井 人の歯じゃないよ。“人口の歯!”おせんべいを食べるとき(歯を)貸してとかいやだよ(笑)。

――最後に今年を漢字一文字で表すと?

高見沢 僕らは古希なりましたので、「古」という字で。ビンテージは価値は上がります。それに磨きをかけるっていう感じで。

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