写真»華原朋美が共同会見に[1]

出席した華原朋美(撮影・紀村了)

 歌手の華原朋美(40)が15日、都内で行われたUSENとレコチョクによる新音楽サービス『音×楽』(OTORAKU)の共同記者会見にゲストとして出席。3年前に芸能界に復帰して再スタートを切った華原は終始笑顔で対応していたが、冒頭に「上手くいかない事もあるけど、それがあるから頑張れる。今の私は不安はあるけど、とにかく頑張っていこうと思う」と語るなど本音ものぞかせた。

 USENとレコチョクが協業して開発した新サービス『音×楽』は、業務(店舗)向けの定額制音楽配信サービス。従来の有線音楽放送ではカバーし切れなかった「店舗に合わせた楽曲選び(プレイリスト)」をユーザー自身で作ることができる。

 この日、ゲスト出演した華原は、店舗に流れる音楽について「しばらくバーには行っていないけど、友達同士で行くとJポップが流れている」と話すと「彼氏がいた頃はムード系の曲がながれていたり」とも。この後の囲み取材で記者に「いつ頃か」と尋ねられると「妄想で軽く嘘つきました」「どうしても笑わせたくて。頑張り過ぎちゃいました」とおどけた。

写真»華原朋美が共同会見に[2]

出席した華原朋美(撮影・紀村了)

 また、自身が店のオーナーではあれば、どういう曲をかけたいか、という問いには「歌手なので90年代の良い曲を集めたお店を作りたい。お客さんからは『懐かしい曲が流れるし、合間に新しい曲も流れんだよ』と懐かしんでもらえるようなお店が良い。去年はカバーアルバムやって、カバーのブームもあったので、今の人たちの中には90年代の音楽を知らない人もいるので、注目されている昔の曲も届けられるお店をやってみたい」と語った。

 プロポーズに合う楽曲を用意するなら「逆の立場でしたら、逃げられない曲が良い。ウェディングソングなどを流したり。妄想だけど、素敵な男性から急に言われた『ありがとう』って言っちゃいそうになる」と女性心を説いた。

 華原は先月、9年ぶりとなるオリジナルシングル『はじまりのうたが聴こえる』を発売している。表題曲では、かつての恋人・小室哲哉が作曲提供し、華原自身が作詞を手掛けている。このことに触れて「色んな経験があったので、それをこういう形で…うん小室さんの曲で書けるというのは自分自身、前を向いて行けているんじゃないかなと思いました」とも。

 ただ、作詞は大変な作業だったようで「過去を思い出すということが結構大変で。過去の出来事って、ある程度悩む時期があったら、もう忘れてしまう時期を迎えるので。忘れて、復帰できたので、そういう事を思い出すという作業がすごい大変でした」と語った。

 その上で、「新学期を迎えたり、新入社になったり、新しい出会いがあったり、もちろん新しい事を始める際には、別れがあったりとか、旅立ちがあったりとか、そういう事があったと思うので、その時になかなか一歩を踏み出せないな、という時に聞いてもらいたいなという思いで書きました」と曲に込めた思いを明かした。

 7月からは16カ所を巡る全国ツアーもスタートする。最近は多忙のようだが「恋する暇はありますよ。ちゃんと。それまたデザートみたいなもので、やってますよ。ちゃんと。(恋愛は)進行は全くしていませんけど、勝手にデザートを作ろうかな、という感じで進んでいます。妄想ばかりで、良いじゃないですかね。それで」と開き直った。

 畳みかけるように「出会ったら早いですけどね。OTORAKUを使ってウェディングソングをかけて押して行かないとね。お店のオーナーになってどんどん押していきますよ。あらかじめお店をつくる準備から。まずはお店を作ろうかな」とも。相手を落とすメニューに「恋に落ちるカクテル」とあげると「落としますよ。必ず」と冗談交じりに語った。  【取材・紀村了】

この記事の写真
写真»華原朋美が共同会見に[1]
写真»華原朋美が共同会見に[2]

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)