miwa、涙のツアーファイナル「最高の誕生日だった」
誕生日ケーキをプレゼントされて喜ぶmiwa(撮影・紀村了)
シンガーソングライターのmiwa(25)が15日、横浜アリーナで全国ツアー『miwa concert tour 2015 “ONENESS”』の最終公演を行った。この日は、miwaにとって25回目の誕生日。アンコールでは、120センチの高さがある「チビmiwaケーキ」をサプライズで贈られ、更に、共演経験がある米国ギタリストのオリアンティや、事務所の先輩・綾野剛からバースディーコメントが届けられると、miwaは「嬉しい!」と満面の表情を浮かべた。
ツアーは、4枚目アルバム『ONENESS』を引っ提げ、14都市19公演を行ってきた。神奈川県はmiwaの出身地で、同会場は「いろんなアーティストを見てきた想い入れのある」場所。自身の誕生日にツアーファイナル、しかも横浜アリーナで迎えられたことに感慨深い様子だった。
この日は、アルバムのリード曲「ONENESS」から幕開け。代表曲の「Faith」や、マイケル・ジャクソンさんの最後のギタリストとして著名な米国のオリアンティが参加した楽曲「super heroine」等を披露。中盤にみせたバラード曲「片想い」では涙を流す場面もあった。
「ヒカリエ」「希望の環(WA)」を披露して本編は終了。大きな歓声を受けて再び登場したmiwaに特大ケーキがサプライズで贈られた。高さ120センチのサイズに「私とおなじぐらいじゃないか」とおどけてみせた。また、客席をバックに記念撮影を撮るところで暗転。再び明かりが戻ると目の前のスクリーンにオリアンティの映像が。miwaの誕生日を祝うビデオメッセージが流れた。
更に、事務所の先輩で、miwaのデビュー当時から知る綾野剛からもビデオメッセージ。綾野は「miwa、誕生日おめでとう。君の素敵な歌声は、皆に届いています。また、飲みに行きましょう」と熱いメッセージを寄せた。
今度はmiwaの方から、自身初の地上波テレビCMに出演することが決まったことが報告された。CMでは猛ダッシュしているシーンがあるようで「速かったみたい」と快足ぶりを発揮したことをファンに伝えた。
アンコールの「春になったら」「again×again」では、アルバム「ONENESS」のジャケットのモチーフになった“タンポポの種”を模したトロッコが登場。miwaが観客をもまれながらトロッコに乗り込むと会場を周回、観客のそばで歌を届けた。そして、ラストの「君に出会えたから」では、恒例のタオルまわしダンスに、会場に居た警備員までも踊り出した。
まさにアルバム「ONENESS」のテーマである、観客と一つになったステージングでツアーを締め括った。miwaは帰り際に何度も手を振り、そして頭を下げ「本当に最高の誕生日だったし、最高のファイナルでした」「今日6月15日を一生忘れない。本当に有難う」と挨拶。目には涙が溢れていた。 【取材・紀村了】
※ライブレポートは後日掲載します。