Mrs. GREEN APPLEが13日、都内で行われた『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』初日公開記念舞台挨拶に登壇した。彼らにとって初の音楽劇となったライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023−2024 FC TOUR “The White Lounge”』が映画化した本作。舞台挨拶では、ツアーを振り返っての想いと映画版ならではの注目ポイントを明かして、会場を湧かせた。9月14日に誕生日を迎える大森元貴をサプライズで祝福した。

Mrs.GREENAPPLEメンバーが明かすライブツアー、そして映画撮影の裏側

 初日公開記念舞台挨拶のこの日、大きな拍手に包まれ、丸の内ピカデリーのスクリーン前に登場したのは Mrs. GREEN APPLE=大森元貴(Vo./Gt.)、若井滉斗(Gt.)、藤澤涼架(Key)。彼らの名曲『ダン スホール』が流れる中、満席の観客からの温かい拍手に包まれて、大森は「皆さん、本日はありがとう ございます!100館内で初日を迎えるとのことで嬉しいです」と笑顔。このイベントの模様が、ライブビューイングでも日本全国の映画館で同時にスクリーンで流れているとのことで、カメラの向こうの観客の方々へもしっかりアピール。「不思議な気持ちでドキドキしています」と続けた。

大森元貴

 若井は「すごくいい舞台だと思ってツアーをまわっていました」と本作への想いはひとしおの様子。藤澤は「登壇する直前に、元貴にスナック菓子を入れられて口の中パサパサです」と話し、会場をなごませながら、「ライブなのか、劇なのか、形容しがたい舞台になりました」と語った。

 ここからはMCのサッシャが投げかける質問に、メンバーが答えていくクロストーク。まずは本作で、 プランナー&ジェネラルプロデューサーを担った大森が映画化の経緯を聞かれると、「『The ROOM TOUR』からの系譜です。FC(ファンクラブ)ツアーを前提にしていたので、映画化する運びになって嬉しかったで す 」と打ち明けた。

 また、『The White Lounge』という本作の舞台ゆえ、実際のライブツアーでは、白いアイテムを身に着けるドレスコードも設けたとのことで、こだわりの由来を「没入感です。ぜひ、皆さんにもこの世界観の一部になっていただきたい想いでした」と大森。

 次いで、本作には映画用に新たに撮影されたシーンも多いことから、注目ポイントを問われた3人。大森は「追加撮影が大変でした。追撮の頃、僕たちは全員ツアーと髪色が違うので、みんなウィッグなんです」と明かした。藤澤は「これから観るんだもんね?」と映画観賞前の観客の方々を気遣ってメッセージしつつ、MCの助言を受けて、マルチなアングルで楽しめる点をピックアップ。若井は「ステージからではわからなかった、細かいところまで楽しめます!」と大スクリーンで観る本作独自の魅力に太鼓判。大森は「僕も何回も観ないとな、と思います!」とまとめた。

若井滉斗、藤澤涼架が仕掛けるサプライズ

 ここからは、いまだから言えるツアー時のグルメの話題に。若井はこれに「そうですよねー」と謎のアンサー。日本時間に慣れてない時差ボケキャラだそうで、会場にクスクス笑いが起こると、観客のリアクションに他の二人が意地悪そうに微笑む姿がキュート。「水炊きを食べました!」と若井が話せば、大森は「高知の鰹」と言い、藤澤は「地元の長野で食べた味噌汁」を挙げ、全国津々浦々をめぐるツアーでのメンバーの食事事情を披露。

若井滉斗

 また、大森は「リハーサル期間が短くて、昨年の12月末からのツアーでしたが、12月に入ってからバタバタとリハをしていました。その意味では22公演、全部違った息遣いになっていると思います」と回顧。大森が藤澤に「緊張した?」と聞けば、「もちろんよ! 僕たちの行動や言動一つで会場の空気が変わるからね」と応じる。さらにツアー最終日のことを「ツアー中に耳を患う中、完走したこともあり、最後はみんなで涙ぐみました」と振り返り、会場からはファンの人たちが深く頷いていた。

藤澤涼架

 トークもたけなわとなったのも束の間。バースデーソングが流れると、若井と藤澤の二人が「元貴! “お誕生日!”せーの!」と言うと、会場の観客全員から「おめでとー!!」のコール。9月14日、イベント翌日に誕生日を迎える大森は、突如のバースデーサプライズに驚きの表情。その間に、緑の林檎、本作を思わせる白い扉があしらわれた巨大なバースデーケーキが壇上に登場。サプライズに照れた様子の大森は、28歳の抱負として「地に足を着けて余裕のある大人になりたいです。また身体が硬いのでストレッチを頑張りたいです!」と話し、会場から拍手が起こった。

Mrs. GREEN APPLE

 あっという間に時間が過ぎたイベントもいよいよ終盤。あらためて、ライブビューイング会場も含めた観客へメッセージ。藤澤は「今までにないミセスの一面が見れると思います!」と本作をアピール。若井が「涼ちゃんの言った通り、普段とは違う僕らの表情、表現を楽しんでほしいです」とメッセージ。最後は、大森が「本日はありがとうございます。僕らにとって初の映画です。僕たちのこういう表現をしてみたいというエゴが映画にまでなったということが嬉しいです。ぜひ、友達や家族を誘って楽しんでいただきたいです!」と締めくくった。

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