『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2015』オープニングセレモニーに出席したMay J.(撮影・小池直也)

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『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2015』オープニングセレモニー(撮影・小池直也)

 米アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2015』のオープニングセレモニーが4日、都内で開かれ、歌手のMay J.たちが出席した。

 ショートフィルムの日(日本記念日協会認定)であるこの日、セレモニーでは日本のショートフィルム文化の発展に貢献した作品や人物に贈られる「話題賞」や、メディア・映像業界において特別に貢献した作品に贈られる「特別賞」などをはじめとする計5つの賞の発表と受賞式が行われた。

特別賞はももくろvsKISS

 特別賞を受賞した“ももクロ”こと、ももいろクローバーZは欠席、ビデオメッセージで受賞の喜びを伝えた。今回、受賞したのは米ロック界の大御所、KISSとのコラボレーション作品『夢の浮世に咲いてみな』。

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『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2015』オープニングセレモニーに出席したMay J.や鉄拳、斎藤工(撮影・小池直也)

 彼女たちは「私たちと伝説的ロックバンドKISSさんとのバトルがアニメの世界から浮世絵の世界で繰り広げられるとてもユニークな作品になっています」と、元気に作品を解説。「海外にもこうして日本文化を発信することができてとっても嬉しいです」と喜びの声を寄せた。

 また、KISSもビデオメッセージに登場。「浮世絵についても知ったし、それをロックと融合して特別なものを作った。浮世絵は最高だ」と語った。“アイドルとロック”“日本とアメリカ”という二重の横断的コラボレーションを見事にやり遂げたことに感無量の様子だった。

 その後、鉄拳の3年ぶりのオリジナル最新作『SLIDE』のプレミア上映も行われた。

May J.、新曲を短編映画化

 盛り上がるセレモニーの最後に、May J.の最新曲「Love is tough」の世界観をモチーフに制作した、オリジナルショートフィルム『ブーケなんていらない!(Don’t give us bouquet!)」の完成発表を行った。

 この作品は、音楽・映像業界の活性化と若手発掘を目的とした、スマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA」と「SSFF」のミュージックショート部門による共同プロジェクト。足立梨花が主演を務めている。

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『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2015』オープニングセレモニーに出席したMay J.(撮影・小池直也)

 May J.は、昨年の「SSFF」で賞を受賞しているアベラヒデノブ監督とレッドカーペットを歩き、「運命の人に出会うために女の子が一生懸命恋する姿を描いたんですけど、その恋に失敗しても何度も何度もトライすることの大切さを歌いました」と楽曲に対する想いを語った。

 また、映像に関しては「自分の未来というか運命は自分で切り開いていこうという、前に進もうとする女の子たちを観て、勇気をもらいました」と話した。

 アベラヒデノブ監督もこの楽曲に思い入れが強いらしく、熱いトークを展開。さらに「曲のラストの…」と語ろうとすると司会者の別所哲也に「監督それくらいにしといた方が…」と遮られ会場の笑いを誘う一幕も。

 更に、これからどの様な作品を作っていきたいか、という質問に対しMay J.は「悲しい時とか落ち込んでいる時に少しでも皆さんに笑顔になっていただけるような曲を歌い続けていきたいな、と思っています」と答えて笑顔を浮かべていた。

 『SSFF & ASIA 2015』は4日から14日まで東京(5会場)・横浜(1会場)を中心に開催。グランプリは15日のアワードセレモニーで発表される。  【小池直也】

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