ダイアモンド☆ユカイ、ヅラ疑惑否定「僕も彼も…」

　ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイ（53）が30日、映画『ジェームス・ブラウン～最高の魂（ソウル）を持つ男～』の公開初日記念イベントに出席。大のジェームス・ブラウン（JB）フリークを自称するユカイは、JBへの思いや、映画の所感などを語った。

　映画は、ソウルミュージック界の伝説的なアーティスト、JBの生涯を綴ったドラマ。「ある意味すべてがインデペンデント。ロックの神髄が詰まっていますよね、彼には」と、熱く語るユカイ。

　一方で、映画で表現されているその生涯についても「その生い立ちもハングリーなんだなと。『逮捕された』とか、彼にまつわる不可解な事件についても、この映画を見ることで『本当の愚か者とはこいつの事だね』と思った」と、その生き方にも大いに感銘を受けた様子を表していた。

　私生活では子育ての際に、子供にJBの曲を聴かせているといい「子供に聞かせるとウキウキで盛り上がるんですよ」と、わが子のファンク的な素質を語る一方で、「レッド・ウォーリアーズ（ユカイ在籍のロックバンド）は、子供には不評だね。何が違うんだろうな…」と、少し寂しげに語っていた。

　また、自身がリリースする最新アルバムでは、「ケロンパッパのお掃除ソング」という、JBへのオマージュソングと思われる曲が作られたことも公表しながら「パクリじゃない！　これは『ゲロッパ』こっちは『ケロンパッパッと』、全然違う！」と、パクリ疑惑を否定。

　ジェームス・ブラウンと自身の共通点は「髪型」であるとし、「彼も僕もモミアゲがないから、ヅラじゃないかっていう疑惑がね…。以前僕のソックリさんっていうのがいて、よく見ると似た髪形のヅラをかぶっていたというところから、その疑惑が浮上したんだけど…僕も彼もカツラじゃないですよ！」と、意外なポイントを熱く語りながら、ヅラ疑惑を否定し周囲を笑いに包んでいた。

　最後に、映画について「若い人にも見てもらいたい。ハイクオリティーで音楽も素晴らしいです。ミック・ジャガー（ローリング・ストーンズ、ボーカル）がプロデュースだから間違いないですよ。これを見なければ、ロックを語る資格はない。ギラッチェ！」とコメント、映画をアピールした。映画『ジェームス・ブラウン～最高の魂（ソウル）を持つ男～』は全国公開中。　　【桂 伸也】