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新垣結衣「人は多面的で自分が見えているものが全てじゃない」語り合うシーンを回顧
映画『違国日記』大ヒット舞台挨拶
新垣結衣、早瀬憩、瀬田なつき監督が先日、都内で行われた映画『違国日記』大ヒット舞台挨拶に登壇した。
本作は、ヤマシタトモコさんの同名漫画の実写映画化。人見知りな小説家の高代槙生(35)と、その姪・田汲朝(15)の対照的なふたりの同居譚。主役の高代槙生を新垣結衣が演じ、新垣とのW主演で、両親を交通事故で亡くした田汲朝を新人俳優・早瀬憩が演じた。
話題となったのは海でのシーン。朝の母親・実里について、実里の姉である槙生と朝がそれぞれの視点で異なる人物像を打ち明ける場面。このシーンはテーマにも通じる点もあり、新垣は「画も背景も凄く素敵ですし、2人にとって成長したシーンというか、一歩また前に進んだようなシーン」としたうえで、こう続けた。
「お互いに一人の人を話しているけど、こんなにも違うものが見えて、人は多面的で自分が見えているものが全てじゃないということをお互いに伝え合いながらそれを否定しないというか…(初めの頃は)いらだちを隠せなかった朝ちゃんが、『お母さん、どんな人だった?』じゃなくて、『槙生ちゃんのお姉さんはどんな人だった?』という聞き方をして。朝ちゃんが急に一回り見えるものが広がったようなシーンで、私自身も演じながら、そして新垣結衣としてもジーンとくる大事なシーンでした」
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