ももいろクローバーZや私立恵比寿中学が所属するスターダストプロモーション「STARDUST PLANET」に所属する4人組ガールズ・グループAMEFURASSHI(アメフラッシ)が22日、東京・Stellar Ballでグループ結成5周年を記念して行われたワンマンライブ『AMEFURASSHI 5th Anniversary Live "Bad Girls Story”』を開催した。

 今年は、フリーライブツアーの動画がTikTokなどSNSを中心にバズったり、メンバー個人個人の活躍が目立ったりするなど飛躍の1年となったAMEFURASSHI。夏のワンマンライブではソールドアウトを達成し、フリーライブツアーでも目標を大きく上回る動員数を記録。そして、今回のワンマンライブも約1か月前にソールドアウトを達成するなど勢いが止まらない。そんなAMEFURASSHIの今年1年間の、そして、活動5年間の集大成とも言えるワンマンライブの模様をレポート。

 開演前、洋楽のBGMが流れる場内。開演時間が近付き、最後のBGMが終わると、ステージ上の大型ビジョンで「30」からカウントダウンがスタート。「0」になると同時に会場の客電が落ち、モノクロの映像と共に『OVERTURE』が流れ始めた。最後に、今回のツアータイトル「Bad Girls Story」が映し出されると上手から4人が登場。会場からはひと際大きな歓声が。ステージ上は暗いままで、1曲目『BAD GIRL』でライブはスタート。オリジナルとは異なる4人の歌い出しから始まるアレンジにファンの期待値が高まる。サビでステージが明るくなると、白の新衣装を纏った4人の姿が現れ、ここでさらなる大歓声が上がった。そして、「盛り上がる準備はできてますか?騒げー!」と煽りながら『Fly Out』へ。さらに、団扇を振りながら踊る『ALIVE』へと続き、会場のボルテージは一気に高まっていった。

PHOTO:上飯坂一

 続く『ARTIFICIAL GIRL』、4人がステージ最前で歌とダンスを披露すると、次の『Batabata Morning』では、スクリーンにポップな映像が映し出され、カラフルな演出に。途中、4人が映像の中に入り込み、映像内で白のジャケットを選ぶと、そのまま白のジャケットを羽織ってステージに戻ってくるという粋な演出も。さらに、人気曲『グラデーション』、『Magic of love』へと続く。

 そして、TikTokでのダンス動画が話題になった『Tongue Twister』のイントロが流れると、客席からは大きな歓声が。夏フェスやフリーライブで初見の人達の心も掴んできた今年のライブの鉄板曲。早口言葉パートでの「ハイ!ハイ!」というコールやクラップももうファンにはおなじみ。ここで、会場に一体感が生まれると、そのまま『MOI』、『MICHI』へ。前半最大の盛り上がりを見せたところで、最初のMCパートへ突入。実にここまで10曲ノンストップでのパフォーマンス。

 MCでは、「満員の景色を見せてくれてありがとう!」とソールドアウトの感謝の思いを伝えると、「まだまだ踊り足りないんじゃない?」といった煽りから、『DISCO-TRAIN』で後半戦がスタート。その後は、『ミクロコスモス・マクロコスモス』、『月並みファンタジー』、『Rain Makers!!』と、1stアルバム収録曲を中心とした楽曲が並び、特に、初期のライブ定番曲『Rain Makers!!』での盛り上がりは、この日のハイライトのひとつだったと言ってもいいかもしれない。サビで、メンバーの4人が会場のファンと一緒にペンライトを振る景色には多幸感が溢れていた。

 そして、次の曲『Lucky Number』を歌い終えると、メンバーがステージから退場。すると、ステージ上の大型ビジョンには、3B junior時代やAMEFURASSHI結成当初の映像から今年の夏のフリーライブの映像まで、5年間の活動の軌跡がダイジェストで映し出された。ファン1人1人がAMEFURASSHIとの思い出や出会いに思いを馳せていると、衣装をチェンジした4人が登場し『UNDER THE RAIN』を披露。ビジョンに映し出される歌詞を噛みしめながら、4人の歌声に聴き入っているファンの姿が印象的だった。

PHOTO:上飯坂一

 後半戦はしっとり始まったかと思いきや、癖になるカニダンスで人気の『Drama』へと続き、ここから一気に『Blow Your Mind』、『Love is love』、『メタモルフォーズ』、『DROP DROP』とライブ定番曲と人気曲で畳みかけ、ラストスパートをかける。

 そして、ラストは、10月に開催された「スタプラアイドルフェスティバル〜秋の新曲収穫祭〜」で初披露された『SPIN』。クールなパフォーマンスで締めくくり、本編は終了した。

 会場から、すぐさまアンコールが沸き起こると、4人は今回のライブグッズのバスケットユニフォームを取り入れた衣装に着替えて登場し、ラケットでボールを客席に打ち込むファンサービスをしながら、『轟音』を披露。初期のライブ定番曲にファンサービスも加わり、アンコール1曲目から盛り上がりを見せた。

PHOTO:上飯坂一

 続くMCパートでは、改めて4人から今回のライブへの思いが語られた。市川が「5年間続けてきて本当に良かった。これからもファンのみんなともっと上を目指したい」と語ると、小島は「Stellar Ballはアイドルを始めたキッカケの場所。オーディションを受けた思い出深いこの場所で、ライブができて本当に嬉しい」と続き、鈴木も「オーディションを受けた場所で、3B juniorでも立った場所に、この4人で立てたことが本当に幸せ」と思いを語った。最後に愛来が「5年間、楽しいこともたくさんあったけど、辛いこと苦しいこともたくさんあった。私達はファンのみんながいないと歌ったり踊ったりできないので、これからも感謝の気持ちを忘れずに、がんばっていきたい」とファンへの感謝の思いを伝えると、今回のライブのために、メンバープロデュースの新曲を用意していたことを発表し、メンバー4人がこれまでの思いや感謝の気持ちを綴った言葉を歌詞にまとめたという新曲『Colors』をサプライズ披露した。

 ファンへのサプライズが成功したところで、最後の1曲は『Staring at You』。「オー!オー!」というコーラスとジャンプで再び一体感が生まれると、AMEFURASSHIの過去と現在、そして、未来までも感じられる全25曲、約2時間のライブは幕を閉じた。

セットリスト

公演名:AMEFURASSHI 5th Anniversary Live "Bad Girls Story"
日時:2023年12月22日@Stellar Ball

M1. BAD GIRL
M2. Fly Out
M3. ALIVE
M4. ARTIFICIAL GIRL
M5. Batabata Morning
M6. グラデーション
M7. Magic of love
M8. Tongue Twister
M9. MOI
M10. MICHI
M11. DISCO-TRAIN
M12. ミクロコスモス・マクロコスモス
M13. 月並みファンタジー
M14. Rain Makers!!
M15. Lucky Number
M16. UNDER THE RAIN
M17. Drama
M18. Blow Your Mind
M19. Love is love
M20. メタモルフォーズ
M21. DROP DROP
M22. SPIN
Encore
M23(EN1). 轟音
M24(EN2). Colors
M25(EN3). Staring at You

★U-NEXT独占見放題ライブ配信&見逃し配信決定
〈ライブ配信〉 2月10日(土)20:30〜 ※配信開始時間は変更となる場合があります。
〈見逃し配信〉 ライブ終了後、準備が整い次第〜2月24日(土)23:59
▽詳細
https://t.unext.jp/r/amefurasshi_5th

★2024年3月ワンマンライブ決定

日程:2024年3月15日(金)
会場:EX THEATER ROPPONGI(東京都港区西麻布1-2-9)
時間:open 18:00 / start 19:00
▽詳細
https://www.amefurashi.jp/news/LIVE20240315.html

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)