音楽評・分析
女性ロックシーンをけん引するSHOW-YAの魅力とは
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ガールズロックシーンをけん引するSHOW-YA。偉才のカリスマ性を放ち、今もなお憧れの存在として君臨し続ける
メジャーデビュー30周年
デビュー30周年を迎え、その記念として5月27日にアルバム『Glamorous Show II』をリリース。今後はオリジナルアルバムのリリースも予定されている。さらにはツアーも行い、年末には東京国際フォーラムという大舞台でのステージを控え、SHOW-YAの勢いは今年も留まることを知らない。そんな中、イベント『NAONのYAON』は今年も開催される。
その真意には、近年女性がロックというフィールドの中で取り上げつつあるといえど、絶対的な観点から見ればまだそれほどの領域を得られていないからということにもよるだろう。
SHOW-YAがバンドとして大きな知名度を持ちながら、さらに活動を続けるとともにこのイベントを続けていくのは、自身が日本の女性バンドのイノベーターであること、その宿命を重く受け止めているからに違いない。
過酷な道を、女性ならではの華麗なスタイルで果敢に歩んできたSHOW-YA。さらに続く彼女らの戦いとともに、変化を続けている女性のロックの動向には、引き続き注目していくべきだ。 【桂 伸也】