=LOVE、新曲「ナツマトぺ」フィリピンMV撮影の舞台裏に迫る
INTERVIEW

=LOVE

新曲「ナツマトぺ」フィリピンMV撮影の舞台裏に迫る


記者:村上順一

撮影:

掲載:23年08月11日

読了時間:約8分

 指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ=LOVE(イコールラブ)が、14thシングル「ナツマトぺ」をリリースした。メンバーの佐々木舞香・野口衣織がダブルセンターを務め、楽曲タイトル「ナツマトぺ」は、オノマトぺ(擬音語・擬声語・擬態語) と季節の「夏」を掛け合わせた造語で、夏全開のサマーチューンに仕上がっている。Music Videoは、フィリピンの4島(セブ島・マクタン島・ナルスアン島・カオハガン島)で撮影を行った。インタビューでは、メンバーの大谷映美里、齋藤樹愛羅、瀧脇笙古、諸橋沙夏の4人に上半期を振り返ってもらいながら、MV撮影の舞台裏に迫った。【取材=村上順一】

4人が上半期を振り返る

――2023年、上半期が終了しましたが、どんな半年間でした?

諸橋沙夏 今年、(齊藤)なぎさが卒業して新体制がスタートしたのですが、なぎさの存在がすごく大きかったから、大丈夫かな? という不安がありました。でも、個々でみんな頑張って、ライブももっとパワーアップしていこうという気持ちがあったので、この前のツアーでは、ファンの皆さんに満足していただけたのではないかなと思います。

――ツアーの反響で嬉しかった言葉はありました?

諸橋沙夏 可愛いやキレイなど言っていただけるのはもちろん嬉しいのですが、自分が一番好きなことは歌うことなので、私の歌を聴きに来たよとか、さなつんの生声が聴けたとか、歌声に関してコメントしていただけることが本当に嬉しいです。自分の好きなことに対して、ファンの皆さんが良いと言ってくれることがすごく幸せです。今はとにかく喉は壊さないようにしたいです。

――瀧脇さん、上半期で印象的だったことは?

瀧脇笙古 私は日本武道館でのライブです。前回、日本武道館に立たせていただいた時はコロナ禍だったので、半分くらいのキャパで行ったのですが、今回はフルキャパでライブができたことがすごく嬉しかったです。あと、個人的には東京マラソンに参加して、去年からの目標だった4時間を切る、“サブ4”を達成できたのは大きな出来事でした。

――フルマラソンで4時間切るというのは、生半可なことじゃないですよね。タイムを縮められた秘訣は、シンプルに普段から走り続けることですか?

瀧脇笙古 去年も走ったからこそわかったことがありまして、給水をしないことはダメだということがわかりました。今回は、ほぼ全部の給水ポイントでしっかり給水しましたし、私は坂でペースが落ちてしまうこともわかっていたので、練習方法を変えたことがタイム短縮に繋がりました。

――体力だけではなくテクニックも必要だったという。マラソンはすごく過酷ですが、走った人にしかわからない何かがありますよね。

瀧脇笙古 そうなんです。基本マラソンは自分との戦いで他の人がどうこうではなくて。順位などありますが、みんなが同じゴールに向かって戦っている仲間だと思っています。

――マラソンを一緒にやってくれそうな=LOVEメンバーはいます?

瀧脇笙古 いまのところいないです(笑)。

齋藤樹愛羅 笙古ちゃんは名古屋に遠征した時にも走っていてすごいなと思いました。走ることを休まず、時間が許す限り練習、努力をおしまないんです。それを目の当たりにしてしまったので、一緒にやるのはもう無理だと思いました…。

――もしかして今回のMV撮影で訪れたフィリピンでも走ったり?

瀧脇笙古 いえ、スケジュール的に走る時間はなかったので、撮影を頑張っていました。

――きっと時間があれば走ってましたね。樹愛羅さんは上半期で印象に残っていることは?

齋藤樹愛羅 なーたん(齊藤なぎさ)が卒業して新体制になったことで不安もありましたが、舞台やマラソンなど、=LOVEメンバーがみんな頑張っているから、「私も頑張ろう!」と刺激をもらった上半期でした。ステージではなーたんの分までみんな一人ひとりが強くなったと感じているので、下半期は『イコノイジョイ 2023』をはじめ、盛りだくさんなので、1 日 1 日を大切に頑張っていきたいと思っています。

――大谷さん、この半年間はいかがですか?

大谷映美里 対面の個別お話し会など、近くでファンの方の声を聞ける機会が増えたことが嬉しかったです。ツアーでは客席から登場したのですが、その時のファンの方の反応がすごく嬉しくて。声出しのライブはもちろん、皆さんの近くに行くこともできていなかったので、その感覚を忘れていたのですが、久しぶりに体感してみて、こんなに嬉しくて幸せなことなんだと実感できて、この数年間は無駄じゃなかったというのを感じました。

――=LOVEは今年で6周年、声出しライブができていたのは3年間で、もう半分はコロナ禍だったので厳しい活動でしたよね。『イコノイジョイ 2023』も声出し解禁のライブになりますし、楽しいこともたくさん考えられてますね。

大谷映美里 今年も「イコノイジョイ 2023」の開催が決まって、泡を使用した演出もやってみたいですし、ライブ以外にも皆さんと触れ合う機会もあったり、新しい試みが沢山あるので、今から楽しみです。

=LOVEのワチャワチャ感が詰まったMV

――さて、新曲「ナツマトペ」のMVはフィリピンで撮影でした。12thシングル「Be Selfish」では韓国での撮影でしたが、フィリピンでの撮影はいかがでした?

諸橋沙夏 すごく楽しかったです。昨年の韓国は何十年に1度の大豪雨で、ホテルとスタジオの行き来しかできなかったので、自分は本当に韓国にいるのかな? という感じだったのですが、今回はロケーションもすごくキレイで撮影しながらもフィリピンを堪能しました。ほとんど素の状態で映っていますし、食事シーンも普段のような感覚で食べています(笑)。おそらく皆さんが好きなイコラブ(=LOVE)のわいわいした感じが詰まっている作品になっていると思います。

――見どころは?

諸橋沙夏 周りがわいわいしている楽しさと、カットがどんどん変わるので、1回見ただけでは追いつけないんじゃないかと思うくらいの情報量の多さです。私も気づいたら自分がいま映ってた! とかあって、全然追いきれていないですし、エンドロールも素敵なので、ぜひ何回も観てほしいです。

――瀧脇さんが撮影で印象に残っていることは?

瀧脇笙古 プールに飛びこむシーンです。撮影はドキドキしていたのを覚えています。一瞬しか映らないシーンなのですが、何回も観てほしいです。

――樹愛羅さんの印象的だったシーンは?

齋藤樹愛羅 (山本)杏奈ちゃんが浮き輪に乗って、みんなと楽しく水を掛け合うシーンです。私はみんなからたくさん水を掛けられたのですが、メンバーとプールに入ったことがなかったので、今回イコラブメンバーで水遊びをすることができて、すごく楽しかったです。

――大谷さんの印象的なシーンは?

大谷映美里 撮影日が(野口)衣織の誕生日で、エンドロールで使われている、お誕生日ケーキがサプライズで出てきたシーンです。はじめ私は「メイキングで使われる映像なのかな?」と勝手に思っていたのですが、これもMVのエンドロールに使われると聞いてすごく嬉しかったです。特に好きなシーンで印象にすごく残っています。

――特別な日に海外とか羨ましいですね。

大谷映美里 でも、衣織は海外で誕生日を迎えることに、最初少し不安がっていたのですが、結果的にすごく嬉しそうにしていたので良かったです。

「あぁ、またやってしまった」(齋藤樹愛羅)

――「ナツマトペ」にちなんで、夏は開放的になる季節だと思うのですが、それで失敗してしまったことはありますか?

齋藤樹愛羅 夏だからというわけではないのですが、今回のMV撮影の行きと帰りで、服を汚してしまったことです。みりにゃ(大谷映美里)からプレゼントしてもらった、みりにゃがプロデュースしている「Rose Muse」(Roseのeはアキュートアクセント付き)の真っ白のスウェットなんですけど…。

――何が起きたんですか

齋藤樹愛羅 飛行機の乗り換えタイミングで、近くにタピオカ屋さんがあったので、それを購入して私は普通に飲んでいたつもりなんですけど、気がついたらミルクティーを服にこぼしていて。みんなから「もう何してんの? 白い服なのに!!」って怒られました...。

一同 (笑)。

――帰りはどんな状況だったんですか。

齋藤樹愛羅 笙子ちゃんと(髙松)瞳ちゃんと一緒にファストフードのお店に入ったのですが、行きの件があったので、2人からは「絶対こぼしちゃだめだよ」と念を押されていました。私は気をつけて食べていたのですが、気づいたらミートソースが服についていて、「あぁ、またやってしまった」と思いました。

――今回のフィリピンでの撮影を総括するといかがですか。

諸橋沙夏 このフィリピンの旅は振り付けを担当してくださった、s**t kingzのshojiさんのおかげで無事に完遂できたと言っても過言ではないです。shojiさんの一声でみんな笑顔になるんです。海で踊るシーンは茹だるような暑さだったので、みんな大変だったのですが、遠くの方からshojiさんが「みんな、いい感じだよ!! 」とエールを送ってくれました。ドローンでの撮影だったので、スタッフさんは遠くにいるんですけど、shojiさんはメガホンとかもない中で、大声を出して私たちにエールを送ってくださって、みんな笑顔で頑張ることができました。

――さて、本作をレコーティングして感じたことはありますか?

瀧脇笙古 セブ島での撮影は聞いていたので、歌詞にある<南の島>をみて、これはセブ島のことかな? など色々想像してレコーディングに臨めたので、歌いやすかったです。

諸橋沙夏 杏奈は覚えるのが早くて、譜割が難しいところもしっかりマスターしていて、すごいなと思いました。

――最後に、「ナツマトぺ」の注目ポイントを教えてください!

大谷映美里 夏をイメージするオノマトペがたくさん入っていて、聴くだけで楽しくなるような楽曲です。ライブでも掛け声が楽しみな一曲で今からすごくワクワクしています。仲間や友情のストーリーなので、今のイコラブにすごくぴったりなテーマだと思いますし、明るいながらもちょっと切ないところもありつつ、私たちと一緒に旅をしている気分になれると思います。

瀧脇笙古 「ナツマトペ」にはコール&レスポンスがたくさんあるので、私もライブで皆さんの声を聴けるのがすごく楽しみです。ダンスも歌詞に沿った動きになっています。例えば乾杯をするシーンだったら乾杯のジェスチャーや、私のパートだと<うきわプカプカ>で、浮き輪に浮かんでいるような振り付けなど、 一つひとつの歌詞に合わせたものになっているので、ぜひ振り付けにも注目していただけたら嬉しいです。

(おわり)

プレゼント情報

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