指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループ≠ME(ノットイコールミー)が6月29日・30日、4月より行なってきた『≠ME 全国ツアー2023「We shout “I am me.”」』のツアーファイナルとしてグループ初の日本武道館で2Daysコンサートを行った。

 お馴染みの『Overture』では、初期のアーティスト写真が映像に映し出され、そこからメンバーの姿が消えるとステージにメンバーが登場。今、≠ME が武道館のステージへ立つ現実を見せるような演出がなされ、盛大な歓声に包まれる中、12人全員のメンバ ーが揃い1曲目の『≠ME』がスタート。デビューミニアルバムのリード曲で、発売時のチャート初 1 位に嬉し涙を流した『秘密インシデント』で感動を誘うと、菅波美玲 センターの『マシュマロフロート』ではクラップで会場と一体感を作り上げた。続く谷崎・冨田ダブルセンターの『好きだ!!!』ではトロッコに乗って客席の中を移動する嬉しいサプライズが。間奏では落合 がメロディーにのせメンバーの名前を一人一人コールするとそれにつづけてファンが大きな声で名前を叫ぶレスポンス。

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 鈴木センター『ポニーテール キュルン』では 29 日の公演になんとサンリオキャラクターのマイメロディ(以下マイメロ)がスペ シャルゲストとして登場!マイメロは鈴木に手を引かれメンバー一人一人と楽しそうに触れ合いながらステージを軽快に移動し、 サビでは『ポニーテール キュルン』の振り付けも披露。本ツアーで定着した“ガチ恋口上”をステージ中央で一緒に聞き、楽曲最 後の「ちゅっ」の振り付けとともに、メンバーと一緒に両手でハートを作ってポーズを決めた。 鈴木は「今年の2月からマイメロちゃんとのコラボが決定しているのですが、今日初めてマイメロちゃんと共演できました!」と 嬉しさ満開に話した。

 衣装を着替えた“しおみる”(永田詩央里と本田珠由記)は、キックボードで爆走しながら登場。ステージにキックボードを置き『2時半ろけんろー』をロックに披露したと思うと、本ツアーで初めての試みとなった「斜面ステージ」では映像とリンクして冨田が 可憐に舞い、続く楽曲は 1 日目には『誰もいない森の奥で一本の木が倒れたら音はするか?』、2 日目には『薄明光線』が披露さ れ、歌唱力の高さを存分に発揮するパートとなった。

 尾木センターで菅波・本田の 3 人ユニット『ウルトラレアキッス』ではおもしろ写真が映像に映し出され、笑いが起こる場面も。 曲中にラケットでボールを飛ばす“ウルトラレア”なプレゼントが会場を沸かせた。鈴木・谷崎のユニット『サマーチョコレート』はトロッコで登場!終始かわいさが広がる空間で客席ど真ん中からファンへ向けて ボールをなげ二人なりの愛情を伝えた。蟹沢・冨田のユニット『ピオニーズ』では”二人だけ”の空間に酔いしれる蟹沢と冨田の姿にファンをうっとりさせたかと思うと、 一方『こちらハッピー探検隊』では「雰囲気イリュージョン」と名付けられた瞬間移動で、“ちょっと横に飛んで隠れるだけ”とい う”寸劇”を繰り広げ、センターの河口らしい笑いとハッピーを届けた。

 制服風衣装に着替えたメンバーが登場すると、≠ME のコンサートで見せ場となっているダンスパートでそれぞれの魅力を存分に アピール。そのまま最新シングル『天使は何処へ』に移り、過去一番の練習量で完成させた激しくも揃ったダンスで≠ME のパフ ォーマンス力の高さを見せつけた。

 『P.I.C.』では本ツアーのモチーフになっているトランプの映像と共に、これまでオープニングを飾っていたピエロが登場。1 体の ピエロがマスクを取るとそこには川中子の姿が。ステッキを巧みに操る魅惑のダンスと、椅子や帽子を使った演出に、尾木が片手で側転を披露するなど見どころ満載の一曲に。対照的に『チョコレートメランコリー』はオリジナルのままエンタメ性の高いダン スをしっかり見せ、会場を圧倒した。

 続けて会場スクリーンには日本武道館公演が決定した当時の映像が流れ、オーディション合格時の自分へのメッセージやこれまで の軌跡の振り返りが。映像最後に鈴木から「憧れていた演出」と紹介されたステージには、≠ME のコンサートでは初となる、バンドセットが登場。ギター・ベース・ドラム・キーボードをバックバンドに、初の生演奏で『す、好きじゃない!』を披露。バンドメンバーと絡むシーンなど、≠ME としての新しい表情を存分に引き出した。

 タオル必須の『クルクルかき氷』では落合が大きなステージの端から端まで走りまわり、会場全員を巻き込んでウェーブを起こし、『「君の音だったんだ」』ではメンバーがステージを自由に動き、お客さん一人一人と目を合わせるファンサービスタイムも。 キーボードの音がしっとりと聞こえると、冨田の美声を響かせたソロ歌唱で『はにかみショート』がスタート。A メロからバンド テイストへと楽曲のイメージをガラッと変え、ボルテージを最高潮にあげた全員でパフォーマンス。中盤にはバンドメンバー紹介 が組み込まれ、それぞれの楽器をダンスで盛り上げると、なんと続けて櫻井がスティックを持ち、ドラムパフォーマンスを初披露! ≠ME としての可能性を広げたスペシャルな演出にファンも驚きの表情に。

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 『君はスパークル』がスタートすると会場からは大歓声が響き、これまでツアーを休養していた川中子がしっかりとセンターに立 つ姿にファンが喜びを伝えた。 続く『「君と僕の歌」』では蟹沢が「私たちに歌声を聞かせてください!」と煽ると、会場にはファンだけの歌声が大きく響き、感 動的な空間に。「大きいステージに連れて行く」という歌詞が頼もしく聞こえる≠ME の 12 人へと成長を感じさせた。
1 日目の MC ではファンの歌声に冨田が「ジーンときちゃった!と涙を滲ませると、続けて「このステージに立てたことがすっご く嬉しいです!このステージに立てたことよりも、この会場に私達のためにこんなにもたくさんの方が集まってくれたことがとに かく嬉しいです。本当に有難うございます。ここまで私たちを応援してくれるみなさんがいなかったら、今このステージにきっと 私達はいないと思いますし、こんなにも溢れる気持ちを感じることや知ることができなかったと思います。そして、指原さんをは じめ≠ME に関わってくださっているすべてのスタッフのみなさんの力がなければ、こんなにもキラキラ輝くことができていなか ったと思います。そして、≠ME のメンバーがこの 12 人じゃなかったら、きっと私はここまで頑張って来れなかったと思います。 私は、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます!」と感謝を伝え、続けて「グループとして初とな る単独での日本武道館、この場所にみんなでこれた奇跡を信じて、これからも前に向かって進んでいけたらと思います。」と意気込 みを話し、最後の曲『まほろばアスタリスク』へ。大サビで会場に銀テープが舞う中、渾身のパフォーマンスで終演を迎えた。

 会場は「ノイミー!ノイミー!」とコールが起こり、歓声が残る中ファンの高まる気持ちに応え『自分賛歌』でアンコールがスタ ート。メンバーは初の日本武道館公演に感謝を伝えるようにファンへ手を振り、多幸感あふれる空間に。蟹沢のセンター曲『このままでモーメンタリ』では”当たり前の日常を彩る”ような今日のコンサートに色をつけ、続く『虹が架 かる瞬間』では≠MEが12人でいることの尊さをエモーショナルに表現した。

 MCに入り、ステージ上から客席バックに記念撮影を終えると、突然スクリーンに「特報」の文字が。ABCテレビ(関西)特別 番組「ノイミーステーション TV」の放送が決定すると、リーダーの蟹沢が「有難うございます。私達がずっとずっとお世話になっている ABC ラジオ『ノイミーステーション』が、なんと今回地上波で特番をさせて頂くことになりました! ノイミーステーションでは私たちの新しい一面を引き出して頂いたりだとか、色々な経験をさせて頂いてるので、どんな内容になるのか楽しみにして 頂いたら嬉しいなと思います!ぜひご覧ください、感謝をこめて頑張ります。」とメンバーを代表して喜びのコメントを残した。

 最後に、冨田の曲振りで『≠ME』を披露し、『≠ME 全国ツアー2023「We shout “I am me.”」』が幕を閉じた。

※公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに基づき開催しております。

<リーダー 蟹沢萌子コメント>

 日本武道館は私たち≠ME にとってずっと憧れの場所だったので、このステージに立つことができて、 2日間公演を行って改めてこの場所に立たせていただけて、すごく幸せを実感しました。 本当に≠ME のためにたくさんの方が集まってくださって、結成から約 4 年半ほど経つ中でこんな に≠ME を愛してくれている方がいっぱいいるんだなとすごく幸せを感じました。日本武道館という 場所は私たちにとってすごく大きなステージですし、このツアーを通してたくさんの方に≠ME のパ フォーマンスをみていただいたので、これからもっともっと≠ME を大好きになっていただけるよう にメンバー全員で足並みを揃えてファンのみなさんと進んで行けたらいいなと思います。ツアーで は、どこの場所に行ってもみんなが待っていてくれることがすごく嬉しくて、そんなみんなの笑顔に 私たちがパワーをいっぱいもらってました。どこも本当に楽しくて、今回いけた場所も行けなかった 場所も何度でもみなさんのところへ会いに行きたいなって思いました。≠ME が世界中の人に愛して もらえるように≠ME を大好きになってもらえるようにみんなと頑張ります!

<29日出演・マイメロディ コメント>

「とってもかわいい≠ME のみんなといっしょにおどることができて、とーってもうれしかったの♪ たくさんのおともだちのみなさんがふっていたペンライトが、のはらにさく お花みたいできれいだったよ□
メロディ、≠ME のみんなのことがもっとも~っとだいすきになったよ□これからもいっしょにがんばろうね♪」(□は白抜きハートマーク)

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