©U-NEXT・共同テレビ

 高梨臨が、U-NEXT制作ドラマ『MALICE』で林遣都・佐藤隆太とトリプル主演を務めることがわかった。今年8月から独占配信される。

 『MALICE』は、とある大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事と、殺人の容
疑を掛けられた女性、そしてスクープを狙う雑誌記者が、“真犯人”を追い詰めていく、今までにないヒューマンサスペンスドラマ。

 第1話は「刑事」、第2話は「容疑者」、第3話は「記者」...と、警察、事件関係者、マスコミという 3 つの視点から、事件の裏に潜む「MALICE=悪意、敵意、恨み」に迫り、真相を暴いていく。

 仕事だけでなくそれぞれのプライベートにも焦点を当てる多角的な描写により、きれい事だけでは生きていけない現実世界であがく人々の生きざまや本音が浮き彫りに。

 脚本は、映画『モエカレはオレンジ色』や『特捜 9』シリーズ、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』などで知られる山岡潤平と、『純愛ディソナンス』、『サワコ ~それは、果てなき復讐』、『イアリー 見えない顔』などで知られる武井彩が担当。

 清濁併せ持つキャラクターの痛快な駆け引きと暗躍ぶり、そして、事件を通じて生まれ
る登場人物の葛藤や不和、情報に振り回される世論が、3 人の視点を通していかにシニカルかつスピーディに描かれるのか。スリル満点の完全オリジナルストーリーとなる。

 映画『ライク・サムワン・イン・ラブ』で主演を務め、以降、話題作への出演を重ねる高梨臨が扮するのは、小園殺害の容疑者となる谷村夏帆(たにむら・かほ)。准教授昇進を狙う大学講師の夏帆は、出世のために小園と不倫関係となり、ある日、小園殺害の容疑者に仕立てられてしまう。

 幼い頃に自分を捨てた父親への憎しみを糧に困難を乗り越えてきた夏帆は、自らの潔白を証明すべくこの難局に向き合う。

■高梨臨:コメント

 私の演じる夏帆は、育った境遇から出世欲が強く、独りで生きてきたという思いもあり周りからみたら冷酷な人間に見えると思いますが、夏帆の視点から描かれると、それだけではない弱さや人間らしさも見えてきます。このドラマは 3 人の視点から物語を描いているので、夏帆の感情は芯に持ちつつ、他の 2 人の視点の話ではその 2 人に映る夏帆を意識して演じました。今回いただいた夏帆という女性は自分自身とはとても離れている人物だったので、気持ちを作っていくのがとても難しかったです。悩みながらもこのようなチャレンジングな役を演じる機会をいただいて、不安が混じりながらも、それよりも遥かに上回る興奮を日々感じています。

 みなさんに今までにない感覚のスリルを楽しんでいただけるように、精一杯作り上げていきたいと思っております。楽しみにしていてください。

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