BUDDiiS小川史記、高尾楓弥、森愁斗が語る映画『バトルキング!!』の舞台裏
INTERVIEW

BUDDiiS

小川史記、高尾楓弥、森愁斗が語る映画『バトルキング!!』の舞台裏


記者:村上順一

撮影:村上順一

掲載:23年03月13日

読了時間:約10分

 10人組”DIY” ダンス&ボーカルグループBUDDiiS(バディーズ) が、3月10日に公開されたONE N' ONLY初の主演映画『バトルキング!!-We’ll rise again-』(以下、『バトルキング!!』)に出演。BUDDiiSは、2020年9月16日結成。2021年5月『CLICK ME』でデビュー。昨年はLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンを行い成功に収めた。そのBUDDiiSからは小川史記(南部美人役)、高尾楓弥(直江龍之介役)、森愁斗(山縣虎太郎役)、岡本聖哉(小山田孟役)、西田祥(馬場広樹役)、大槻拓也(秋山信吾役)、野瀬勇馬(木下雄太役)、岩尾春輝(栗原浩介役)の8人が出演。『バトルキング!!』は瀧川元気氏が監督を務める青春映画。迫真のアクションシーンと、ヤンキーたちがダンスや歌で夢に向かって邁進していく姿を描く。インタビューでは、映画出演で発見したこと、それぞれの夢について、ONE N’ ONLY初主演作に華を添える小川史記、高尾楓弥、森愁斗の3人に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】

きっと何か感じてもらえる

――もうすぐ『バトルキング!!』公開されますが、どんな気持ちで過ごしていますか。(取材時)

小川史記 本作ではアクションがあったり、今までの僕らのイメージとは違うので、映画を観た人からどんな反応が来るんだろうとワクワクしながら日々過ごしています。僕らの新しい一面を見てもらえるので、公開が楽しみなんです。予告映像などを観てくれたファンのみんなからは、楽しみにしてくれているのが伝わってきています。

村上順一

小川史記

森愁斗 僕も普段の印象とは違うキャラを演じているので、違った一面をみんなに見てもらえるのは嬉しいです。

――役作りはどんなことをされていたのでしょうか。

森愁斗 監督さんから撮影に入る前に、「鍛えて増量してほしい」とリクエストをいただきました。筋トレをしながら3キロほど体重を増やしましたし、強そうに見えるように、歩き方や表情、しゃべり方など、イメージする虎太郎に寄せていきました。普段やったことがないことなので、悩んだところもありましたが、監督さんや主演のONE N’ ONLYの皆さんからも、「怖い」と言っていただけたので、ちゃんとできてたんだなと思いました。

――ちなみに参考にされたキャラとかいたのでしょうか。

森愁斗 参考にしたものはなかったです。◯◯っぽいと言われてしまうのが、ちょっと嫌だなと思ったので、オリジナリティを追求していました。台本読んで感じたことは、虎太郎は手下を連れていて、ちょっと卑怯な部分もある人物なんですけど、仲間からはどこか愛されているんだろうなと思ったので、自分なりに考えて役作りをしていました。

村上順一

森愁斗

――高尾さんはいかがですか。

高尾楓弥 僕は映像作品でお芝居をするのが、この作品が初めてなのですが、実の兄がいるグループが主演の作品というのがすごく嬉しいです。しかもリアル兄弟役ですし、ファンの皆さんにはきっと何か感じてもらえるんじゃないかと思っています。

――兄弟での出演、照れ臭くなかったですか?

高尾楓弥 全然そんなことはなくて、これまで兄と同じ現場になることはほとんどなかったので、楽しかったです。この世界に入って最初の頃は照れ臭かったところもありましたが、今は一緒にいれて嬉しいです。

――お兄さんの(高尾)颯斗さんが、お2人で設定まで詰めることができたとインタビューでお話しされていたのですが、どんなお話を?

高尾楓弥 よく撮影の後に兄の家に行って泊まってました。その時に話していたのが、「今の僕たちとは違うバックグラウンドがほしいよね」と。僕が演じる直江龍之介は、お年頃と言いますか、兄の愛之助と絡むことに恥ずかしがったりする人物だと思ったので、それは普段の僕とは違うところでした。愛之助は見えないところで龍之介を守っていたり、危ないことをさせないために、自分たちの背中を追わせないようにしている、ということをお互いの共通認識として持って、兄弟像を作っていきました。

村上順一

高尾楓弥

――そういえば、高尾さんは兄弟出演でしたが、森さんは兄弟出演は叶いませんでしたね。

森愁斗 残念でしたが、また次回に期待したいです。兄は映画とかちゃんと観れないんですよ。シナリオが理解できないと言いますか(笑)。なので、『バトルキング!!』を観て、どんな感想を言ってくれるのか楽しみなんです。

――感想楽しみですね! 小川さん演じる南部美人は、森さんや高尾さんが演じる人物とはまた違った立ち位置ですよね。

小川史記 はい。南部はちょっと一歩引いて見ている人物で、源二郎の先輩に当たるので、一番強い人なんじゃないかと思います。でも、源二郎たちのことにそこまで介入せずに、一人の大人として見守っている姿というのは、素敵だなと思いました。周りの人が止めなければいけない中でも、好きにやらせてあげていて。でも、締めるところはしっかり締めるんですよ。

――血気盛んな虎太郎が、南部の言葉で引き下がりますから。

小川史記 言葉の迫力が必要で、南部を演じるにあたって、そこが一番難しかったところではあります。どうやって言葉一つで彼らのケンカを止めるのか、というのがあのシーンにはあったので、撮影当日まで不安に感じていました。

――小川さんはBUDDiiSのリーダーというところで、重なる部分もあったのでは?

小川史記 近いところはあったと思います。ですので、南部の大人な部分を自分自身にも取り入れていきたいなと思いました。もちろん締めるところは締めますが、僕はみんなと一緒にわちゃわちゃしてしまうタイプなんですけど(笑)。

――南部のセリフも独特ですよね。「俺ちゃんの〜」みたいな。

小川史記 正直、最初は理解に苦しみました。セリフにあるような「ちみ」とか普段言わないですから(笑)。それもあって根本から変わった人なんだろうなと思いました。

撮影を通して発見したこととは?

村上順一

BUDDiiS

――さて、皆さんが今回の撮影を通して、気づきや発見はありましたか。

森愁斗 アクションシーンが思っていた以上にキツかったことです。普段使わない筋肉を使うんです。アクションはより大きな動きで、格闘技とかの殴り方ではなくて、オーバーアクションをしなければいけなくて。すごく勉強になりました。

――階段でのアクションシーンは緊張感がありました。

森愁斗 あれ、本当に難しかったんです。後ろにのけ反るように飛ばなければいけないので、それは怖かったです。

小川史記 僕はその現場には立ち会えてはいないんですけど、完成した映像を観てすごいなと思いました。血を吐くシーンの演技も良かったです。

――高尾さんはどんなところをこだわって演じていました?

高尾楓弥 龍之介は周りから雑魚と言われてしまうくらい、何もさせてもらえないキャラなんですけど、カメラの抜きで自分が映る時は、表情を意識していました。ケンカに参入したいけど上手くいかない、怖くて参加できないという心情を表情で見せるというのが難しかったです。その悔しい思いが膨れ上がって最後の場面に繋がっていくので、感情の起伏を大切に演じていました。ですので、自分がメインじゃない時の立ち回りがいかに大事なのか、という発見がありました。ワークショップで監督さんから教えていただいて、そうすることでよりリアルに場の空気感が出来上がるんだって。

――小川さんの発見は?

小川史記 僕はアクションシーンに発見がありました。南部はアクションシーンはないんですけど、ワークショップではみんなと一緒に教えていただきました。それもあってみんなのアクションシーンを近くで見ていて、一歩間違えたら大怪我に繋がってしまうかもしれないけど、しっかりこなしている姿を見てすごいなと思いました。そんなみんなの姿を見れたことは発見でした。見ていて気持ちいいくらい思いっきりやっていて、源二郎と虎太郎のバトルシーンはすごく迫力がありました。

――ところで、皆さん撮影でこだわりのアイテムとかありました?

森愁斗 僕は服です。虎太郎の見た目があからさまに強そうじゃないですか。ですので、この衣装のおかげで自分も自信が持てましたし、見た目に合うような演技ができたらいいなと思いました。今日もまさに撮影の時の衣装なんですけど、懐かしいです。

高尾楓弥 僕はこのスカジャンで、兄とお揃いなんです。やっぱりスカジャンって強そうに見えると思うのですが、僕の場合、演技で弱そうに見せなければいけなかったので、見た目と演技のギャップがありました。

森愁斗 お兄ちゃんに憧れて着てます、みたいなね。

高尾楓弥 そうそう。ちょっと肩を上げて立ってみたり、“雑魚感”を演出して(笑)。

――『バトルキング!!』では夢を追い求める姿というのも印象的でした。皆さんの夢をお聞かせください。

森愁斗 僕はいま趣味でデニムを育てているんですけど、将来『ベストジーニスト』を獲りたいという夢があります。ファッションにも広く興味を持って、賞を頂けたら最高です。

小川史記 趣味を見つけたいという夢があって、一生を捧げられる趣味がすごくほしいです。僕はコーヒーが好きなので、本格的にコーヒーを追求していこうかなと思っているのですが、もう一つほしいです。例えば、ゴルフや麻雀とか年齢を重ねてもできそうなのがいいなと思っています。

高尾楓弥 僕も夢は探し中なんです。趣味だと、グミがあるんですけど…。

小川史記 グミのCMに出るという夢でいいじゃん!

高尾楓弥 わっ、それすごくいい! グミが大好きということは間違いないので、CM出演を夢として掲げたいです。あと、いつか自分でグミをプロデュースしてみたいです。

小川史記 高尾グミの発売だね。

高尾楓弥 “高尾グミヤ”で発売できるくらい頑張りたいです(笑)。

――いいですね(笑)。最後に『バトルキング!!』を楽しみにされているファンの方へメッセージをお願いします!

小川史記 いつもの僕らとは違う一面がこの映画で観ることができます。そして、背中を押してくれる、悩み事も吹き飛ばしてくれるような爽快な作品になっているので、ぜひ、劇場に遊びに来てください!

(おわり)

作品情報

【タイトル】『バトルキング!!-We’ll rise again-』
【公開日】公開中

『バトルキング!!-We’ll rise again-』

【キャスト】

ONE N’ ONLY/山下永玖 高尾颯斗 草川直弥 上村謙信 関哲汰 沢村玲
櫻愛里紗 / 小川史記 高尾楓弥 森愁斗 岡本聖哉 西田祥 大槻拓也 野瀬勇馬 岩尾春輝
武藤潤 曽野舜太 / テイ龍進 / 原史奈

【主題歌】ONE N’ ONLY『We’ll rise again』
【監督】瀧川元気 
【脚本】福谷圭祐
【音楽】JUNE
【配給】S・D・P
【製作】S・D・P/SDR
2023年|カラー|ビスタ|5.1ch|94分

ヘアメイク:KANANE・MIKU(PUNCH)

プレゼント情報

Twitterフォロー&リツイートで以下の賞品をプレゼント!!

【プレゼント内容】 抽選で1名様にサイン入りフォトプレゼント。 【応募期間】 ・2023年3月13日〜3月20日23時59分まで。

【応募方法】
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当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

【注意事項】
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は応募対象外となります。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は応募が無効となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
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