[写真]福山雅治「BROS.TV」復活2

思い出の地で「BROS.TV」を配信した福山雅治

 歌手の福山雅治(46)が過去に好評を集めたインターネット配信番組『ROS.TV』が『BROS.TV☆春の大復活祭』として復活した。デビュー25周年の記念日でもある21日に、所属事務所アミューズの最終オーディションを受けた思い出深いスタジオから、動画配信サイト4媒体で同時無料生中継を実施。25周年のスタートを華々しく飾った。

 この日はまず、午後6時半からWOWOWスペシャルプログラム『福山☆WOWOW的大感謝祭!だってデビュー日ですから、野郎夜も聖女夜もドームもアジアも、去年と今年のLiveをまるごと魅せちゃわnight!』が放送スタート。

 昨年、初のドームツアーと海外公演を行い、さらに毎年恒例の『冬の大感謝祭』を初めて全国ツアーとして展開した福山。番組は2014年末に行われたパシフィコ横浜の男性・女性限定ライブ、今年2月に開催された『冬の大感謝祭』ツアーファイナル・宮城公演の模様を交え、2014年から15年の福山の音楽活動を網羅する内容となった。

 さらに関連番組として、福山が主演した映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』も放映された。

[写真]福山雅治「BROS.TV」復活1

思い出の地で「BROS.TV」を配信した福山雅治

 午後10時からはデビュー25周年を記念して、一時休止中だったインターネット番組『BROS.TV』が復活。特別番組『福山雅治デビュー25周年記念「BROS.TV☆春の大復活祭」3.21ナマで全世界配信しちゃわnight(ナイト)!!号』として、USTREAM、YouTube、ニコニコ生放送、GYAO!の4媒体で同時生中継された。

 『BROS.TV』は2012年から14年にかけて配信された、オフィシャルファンクラブ『BROS.』限定のインターネット番組。

 今回はデビュー25周年のタイミングで「25年間を応援してくださったファンの皆さんとリアルタイムで繋がりたい! お祭り騒ぎしたい! 感動を分かち合いたい!」、「この日、この時間、この瞬間にしか起こり得ない、自分達も予想だにしない展開の数々を、一夜限りの奇跡のドキュメンタリーを全世界配信したい!」というテーマのもと、約1年ぶりの復活となった。

 これまではファンクラブ会員のみ視聴可能だったのだが、今回は無料ということもあり、大きな注目を集めた。

 番組では先日、広島カープ・黒田博樹投手が8年ぶりに古巣復帰を決めた後押しをした曲として黒田投手がラジオで紹介し話題となった「少年」のライブ演奏(福山雅治/V&G 井上艦/Key 高水健司/Ba 三沢またろう/Per)からスタート。

 福山、荘口彰久(契約アナウンサー)、今浪祐介(契約作家)、大山英雄(芸人)、ARATA(ディレクター)のメンバーで賑やかに進行した。

 配信が行われたのは福山が所属事務所アミューズの最終オーディションを受けた思い出深いスタジオということもあり、当時の貴重なオーディション映像を紹介。

 ザ・ストリートスライダーズの楽曲を歌い、事務所の先輩・松下由樹さんを相手にセリフを読む19歳の自分を見て、「いきなりダメージ食らいましたね。ひどいですね」と苦笑する福山。

 番組復活のお祝いとして福山が毛筆で『BROS.TV』の題字を書くなど、記念日にふさわしい演出もふんだんに取り入れられた。

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思い出の地で「BROS.TV」を配信した福山雅治

 その後は、車で移動しながらの「芸能人しりとり」、台湾の映画祭に出席した際、福山の宿泊先のホテルの部屋に侵入した「局長の寝室in台湾」、大の苦手だというイソメを餌に海釣りにトライする企画など、「“神”回だけを抽出しました」(福山)という選りすぐりのシーンを公開しながら、リラックスしたトークを展開。

 さらに”アーティスト・福山雅治”の魅力が体感できるスペシャルな企画も。番組後半には、3月25日にデジタルシングルとして配信される新曲「何度でも花が咲くように私を生きよう」(資生堂TSUBAKI CMソング)を披露し、大きな感動を生み出した。

 番組の最後には、弾き語りカバー・アルバム『魂リク』(4月8日発売)初回限定盤のDVDに収録された映像を少しだけ先行公開。また4月から『BROS.TV』がレギュラー放送されることも発表された。次回の放送からはファンクラブ会員限定。

 ライブやテレビとは一味違う福山雅治が堪能できる「BROS.TV」の注目度は、ここからさらに上がっていくことになりそうだ。

 25周年のデビュー記念日のフィナーレを飾ったのは、3月28日の放送で最終回を迎える『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル「魂のラジオ」』(ニッポン放送/午後11時半~)。

 「私、福山雅治25周年です。ありがとうございます、おまえら!」という挨拶からスタート。「デビューのきっかけとなった“アミューズ・10ムービーズ・オーディション”を知ったきっかけは?」「オーディション用紙に書いた特技は?」といったクイズ、「デビュー当時と現在で変わったところは?」「上京した頃からずっと持ち続けているモノは?」「デビューして何年目に“スターになったな”と思った?」などリスナーの質問をもとにして、これまでのキャリアを振り返った。

 また、『魂リク』に収録された「銭形平次」を初オンエア。「アルバム入れるにあたって原曲を何度も聞いたけど、舟木一夫さん本当にカッコいいんですよね」というコメントからも、この曲に対する福山の思いが伝わってきた。

 この日の魂リクは、98年のヒット曲「Heart」。最後に『BROS.TV』で放送されたオーディション時の映像のことに触れ、「ひどかったね。応援してくれたファンの人がすごいんです」とファンに向けた感謝を表した福山。「通常営業でいいんじゃないですか。メールを読みながら」と番組を進めた。3月28日の“魂ラジ”最終回にも注目が集まりそうだ。

 25周年のイベントは、この後もさらに続く。3月25日に初のデジタルシングル「何度でも花が咲くように私を生きよう」、4月8日に弾き語りカバー・アルバム『魂リク』をリリース。8月には大阪・ヤンマースタジアム長居、横浜・日産スタジアム、長崎・稲佐山公園野外ステージでのライブも開催される。

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