<第73回NHK紅白歌合戦>◇12月31日◇NHKホール

 特別企画として登場した桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎は、「時代遅れのRock’n’Roll Band」を歌唱した。

 今年5月、桑田佳祐は佐野元春、世良公則、Char、野口五郎ら「同級生」たちに声をかけ、制作したチャリティーソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」を発表。この歌は、終わらないコロナ禍や海の向こうで起きている紛争など、混迷を極める今の世の中に向けて作られたメッセージソングだ。

 「軽音楽部の部室でのセッション風景」という芝居仕立てのシーンから始まり、リラックスして過ごす同級生たちの様子が映し出される。そして、桑田、世良、Char、野口らは加山雄三へリスペクトを込めて「夜空の星」をアコースティックギター4本のアンサンブルで披露。しっとりとしたテイクを心に染み込ませてくれた。

 5人が揃ってのTV出演は史上初。原由子(Key)、大友康平(Dr)、ハマ・オカモト(Ba)を加えたゴージャスな編成で「時代遅れのRock’n’Roll Band」を演奏。同級生である彼らが交互にボーカルをとる姿はあまりにエモーショナル。哀愁と希望、夢と希望が神々しく、音楽と共に光り輝いた。

 SNS上では「心が震えました」、「奇跡的で最高でした」、「カッコいいオジサンたちだった」など、反響を集めた。

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