音楽
ワカバ、新曲で「祖母と孫の会話」を描写 詞・音で伝える人の温もり
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「見せたいもの」を歌うワカバ
音楽グループのワカバが、約2年半ぶりにシングル『見せたいもの』を25日に発売する。表題曲「見せたいもの」は、JUN SKY WALKER(S)のベーシストで、ゆずや植村花菜などのプロデュースでも知られる寺岡呼人が楽曲アレンジとして参加した。
「見せたいもの」はここ数年、全国各地でイベント出演や対バンライブを行ってきたワカバが、並行して制作してきた数多くの楽曲から完成させたバラード。
楽曲を聴いて思うのは、歌詞が胸に突き刺さる―ということだ。「祖母と孫の会話」をモチーフに、ゆっくりした時間が流れるなかで、祖母の未来や希望、孫の思う未来や願いを歌、そして詞に表している。
ワカバの強みである歌詞、そしてのびやかで感情表現豊かな歌声がリアルな情景を映し出す。何気ない「祖母と孫の会話」が悲しいほどまでに描写されている。
他方、楽曲アレンジに寺岡呼人を迎えて作り上げたメロディからは「未来」さえも感じられる。壮大な世界観で表現しながらも、細かな感情の揺れ動きが音として伝わってくる、そのような繊細さも合わせもっている。
曲の中に登場する「祖母」と「自分」。どちらにもあるのは、悲しみではなく、それぞれの「希望」、自分たちの「未来」。聴くほどに人との温もりやつながりを感じる楽曲とも言える。
カップリングは「いろいろのいろ」。表題曲のイメージとは打って変わってアップテンポなナンバー。爽快に走り抜けるイメージが脳裏に広がる。
「ParalymArt応援ソング」(パラリンアート応援ソング)として各方面で流れる予定で、ワカバのもう一方の強みである「ポジティブで元気」な詞曲が前面に推しだされた親しみやすい内容だ。
![[写真]ワカバが新曲を発表](http://www.musicvoice.jp/wp-content/uploads/2015/03/photonews-150318-06-180x127.jpg)
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