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モデルの村瀬紗英が先日、福岡県北九州市の西日本総合展示場で開催された『TGC KITAKYUSHU 2022 by TOKYO GIRLS COLLECTION』に出演。「FUKUOKA KIMONO COLLECTION STAGE」では福岡県特産の織りの着物姿で艶やかにランウェイを歩いた。夢だったファッションモデルを叶え、そして憧れだった新木優子と同じステージに立った今、何を思うのか。【取材・撮影=村上順一】
ランウェイから見えた景色
――ランウェイはいかがでしたか?
北九州で3年ぶりの開催ともあって、ランウェイから見えるみなさんの表情は笑顔でテンションが上がっているのが分かりとても嬉しかったです。ボードやうちわ、ペンライト、手を振ってくれていて、その光景はすごくキラキラしていました。
――楽屋では出演者のみなさんとお話しされましたか?
ステージが一緒だった矢吹奈子ちゃんは、48グループの繋がりもありますし、韓国のオーディションの時も一緒で、きょう久しぶりに会いました。卒業して一人になると緊張することも多いんですけど、こういった場所に、昔一緒に頑張っていた仲間たちがいると、すごく安心しますし、楽しくランウェイを歩くことができました。
――普段は緊張や不安をどのように克服されていますか。
今回のようなランウェイでしたら、応援してくれるファンのみなさんの存在です。ボードやグッズを持ってくれていたり、手を振ってくれたりすると一気にテンションが上がります。いつも皆さんに助けられています。
――今回、着物姿でしたが着用していかがでしたか?
ありがたいことに着物が似合うと言ってくれる方がいて、そこから着物が好きになったんですけど、今回着れるとは思っていなかったのですごく嬉しかったです。今回着用したものは州の歴史が詰まった着物(久留米絣)ですごく光栄でした。
一瞬を噛み締めて
――ところで、村瀬さんが普段ファッションを楽しむ時にこだわっているポイントはありますか?
シルエットが綺麗にみえるようにとは考えていて、私は身長がそんなに高い方ではないので、ボディラインにあった服装を選ぶようにしています。あと、自分が好きな色やデザインを入れることによって、自分に自信が持てますし、テンションが上がります。
――デザインだとどんなものがお好きですか。
この時期だとライダースです。秋冬だと皮を取り入れたデザインの服が好きです。強めな服を選ぶ傾向があります。昔から強い女性が好きで黒木メイサさんに憧れています。大人でかっこいい女性に憧れている部分が自分のファッションにも出ているんじゃないかなと思います。
――TGCのようなショーに出演されることは、村瀬さんにとってどんな意味を持ちますか?
ずっとファッションモデルになるのが夢でした。今日一緒にランウェイを歩かせていただいた新木優子さんが『non-no』に初めて登場した時は「こんなにおしゃれなお顔の人がいるんだ」と感動して、そこからずっと好きなんです。いつか私も雑誌のモデルになって、モデルさんたちと一緒にファッションショーに出たいと思っていたので、今こうやってランウェイを歩けていることが嬉しくて。毎回すごい体験をさせていただいているなと思いながらステージに立たせていただいています。
――毎回発見や気づきもあるのでしょうか。
ランウェイを歩く時間は一瞬なので、「この瞬間を絶対に忘れないようにしよう」と噛み締めながら一歩一歩、歩いています。終わった後に撮っていただいた写真を見返すのもすごく楽しいです。
(おわり)
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