窪塚洋介、18年ぶり邦画長編映画単独主演作 運命の夜を捉えた本編シーン解禁
『Sin Clock』
窪塚洋介が18年ぶりに邦画長編映画で単独主演を務める映画『Sin Clock』(2023年2月10日公開)の本編シーンが解禁となった。
最低の人生を生きる男たちが思いもよらぬ「偶然の連鎖」に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の「人生逆転計画」へ挑む様をスリリングに描く。窪塚洋介は、どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー、高木シンジを演じる。
このほど解禁となったのは、男たちの人生逆転を賭けた強奪計画が動き出す本編シーン。
窪塚洋介演じる主人公・高木シンジの部屋に突如乱暴に入ってきたのは、葵 揚演じる賭博狂で元自衛官の同僚・坂口キョウ。キョウは何事かと驚くシンジに鋭い目線を向けると、「俺もお前も、このままやったら、ずーっとこのままやぞ」と切り出し、背後に黒いカネがうごめく”幻の絵画”強奪計画をシンジに持ちかける。
この言葉は、理不尽な理由で仕事や家族を失い、ふつふつと社会への怒りを溜め込んでいたシンジの心を強烈に突き動かした。等身大の静かな悲哀を身にまとい、思いもしなかった選択肢を前に逡巡する、シンジの複雑な表情、そして、お風呂あがりのラフなTシャツ姿にもかかわらず醸し出される、窪塚のナチュラルな色気と存在感も注目だ。
また、キョウは「シンクロニシティって知ってるか?」とシンジに問いかける。シンジ、キョウ、そして同じくタクシードライバーのダイゴ(坂口涼太郎)の全員が、前職をクビになった時期が「3か月前」、誕生日が「3月3日」と、「3」という数字に奇妙な共通点を持っている。
この”偶然”は、敵か味方か――。どん底に生きる3人のタクシードライバーの運命が交わった時、一見すると何てことのない小さな偶然をきっかけに人生逆転を賭けた一夜限りの強奪計画が幕を開けた。
シンジら”持たざる者”たちの悲哀や怒り、内で揺れ動く心情は、一度つまずいたら再起のチャンスがなかなか得られない現代のリアルを映し出している。そして、「3」という数字から始まる“偶然”の連鎖がどんな事件を引き起こすのか、物語の展開がますます気になる映像となっている。
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