ロックミュージシャンの内田裕也(75)が12日のツイッターで、東日本大震災の被災者へ哀悼の意を綴り「今年も石巻でコンサートをやりたい」と熱い胸の内を伝えている。

 内田のツイートは計4回に分けて綴った。

 1つ目は、「東日本大震災からあっという間に4年が経った。今年も国立劇場の一般献花に、花を一輪買って行ってきた。沢山の人が寒風の中並んでいて、ホッとした。風化させてはいけない!(続)」と、日本政府主催の東日本大震災追悼式に4年連続で参加し、今も慰霊の列を目蓋に捉えることができたことに安心した心境を伝えた。

 2つ目は、「4年前の3月11日2時46分俺はインタビューを帝国ホテルの17階で受けていた。献花後、会場から思い立って、記者の方、マネージャー、3人でホテルの17階に来て、献杯した。(続)」と、4年前の11日の自身を振り返り心が熱くなったと綴った。

 さらに3つ目では、再び4年前の自身の視界が捉えたシーンを具体的に語っている。「スゴイ揺れで、殆どのボトルが割れていく様、安全確保のため、日比谷公園に大勢の人が走っていく様等を昨日のことのように思い出す。死者のべ三万人、行方不明2800人強。福島原発の終息と行方不明者の早期発見。(続)」と、人の力ではどうすることもできないもどかしさに打ちひしがれた心境をコメントした。

 そして、「亡くなられた方逹のご冥福を心から祈ります。ROCK’N ROLL! 内田裕也 P,S.今年も石巻でコンサートをやりたい!!」と、冥福と鎮魂、そして復興への祈りを込めたコンサートを今年も実施したいと力強く宣言している。

 内田は東日本大震災が発生した直後の4月に、宮城県石巻市で炊き出しライブを行ったのを皮切りに、その後もチャリティコンサートなどでたびたび石巻を訪問。昨年12月には、石巻市で開催された『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL in東北』にも参加している。

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