ダンス&ボーカルグループSPiN、目標は世界 それぞれが見据える未来とは
INTERVIEW

SPiN

目標は世界 それぞれが見据える未来とは


記者:村上順一

撮影:村上順一

掲載:22年11月14日

読了時間:約8分

 グローバルダンス&ボーカルグループのSPiNが9日、1st Digital Single「S.A.L.A.N」をリリースした。2022年3月より開催された、Z世代の革新的オーディション「SSS PROJECT」より勝ち残ったメンバーで結成されたSPiN。

 グループ名の「SPiN」には、Symbol of the times (時代の象徴) Pioneering the times (時代を切り拓く) Inbound (世界中の人々が興味を持ち訪る) Spin(人と人との繋がり/時代の渦)というそれぞれの言葉の頭文字が組み合わさり命名され、時代の象徴、世界の頂点を目指していくという意味が込められている。

 メンバーはOTOHA、K.SAKURA、HIIRO、HINATA、MEI、NOA、REINA、RIO、S.SAKURA、SUMIRE、SHURI、YUU、YUMENAの13人。

 「S.A.L.A.N」の作詞・作曲はAAA・E-girlsなどに楽曲提供したサウンドプロデューサー Giz’Mo(from Jam9)。「S.A.L.A.N」には「新時代を築いていけるように。」という強い意思が込められている。 インタビューでは、OTOHA、K.SAKURA、HINATA、MEI、REINA、RIO、YUMENAの7人にオーディションで考えていたことや、ここから先どんな姿を見せていきたいかなど、話を聞いた。

オーディションで意識していたこととは?

――オーディションを振り返るとどんな期間でしたか。

REINA 私は歌とダンス歴が長いので、できて当たり前という空気の中、自分の新しい一面を見つけるのも大変でした。私はオーディションに参加したメンバーの中で最年長ということもあり、まとめる役に自然となっていたのですが、そこも難しかった部分でした。

REINA

OTOHA 私はダンス歴は長いのですが、ボーカル歴はほとんどなくて。それが悩みでしたし、頑張らなければいけないところでした。その中でラップというスタイルで自分の新しい面をアピールできるなと思ったので、そこを磨くことを頑張ったオーディション期間でした。

OTOHA

HINATA 私は、とにかくダンスを頑張ろうと思っていました。レッスンにも通っていたのですが、みんなと差があったんです。そこをどう埋めていくか、どうやったら多くの人を魅了できるかを考えながらのオーディションでした。

HINATA

K.SAKURA 私はダンスが得意なので、もうダンスしかないと思いながらオーディションに臨んでいました。でも、ダンス経験者は沢山いて、その中で自分をどう魅せるかが重要だと感じていました。それを日々を研究していました。まだ、正解は見つかっていないのですが、いろんなステージを経験することで見つかっていくのではないかなと思っています。

K.SAKURA

RIO 私はダンスよりも歌の方が自信がありました。オーディション参加メンバーは全体的にダンスのレベルが高かったので、オーディション期間中にダンスのスキルで一番になるのは難しいと思ってしまいました。なので表情だったり、エンターテインメント性をどうしたら出せるのかを考えました。私は山形出身で一人で大阪に来たので、慣れない環境で馴染むまで大変だったのですが、どういう自分になりたいのか、と常に考えながら過ごしていたのも思い出です。

RIO

MEI オーディション期間中には、歌やラップ、ダンスと全てに挑戦させていただきました。自分の良さを最大限に発揮して、見てくれる皆さんに伝えられるか、歌の良さをストレートに伝えられるかというのは、悩んだところでした。そこが一番頑張っていたところかなと思います。その中でわかったことは、歌って踊ることが大好きなので、楽しんでいるところを伝えられれたらいいなと思いました。

MEI

YUMENA 私は背が低いのですが、グループに分かれての課題の時に背の高いメンバーと一緒になったことがあり、その中でどうやったら自分が埋もれないか、一つひとつの動きを練習していた時間がオーディション期間中では一番長かったです。大変だったのですが、課題曲のパフォーマンスで褒めていただけたことが印象に残っています。

YUMENA

――さて、8月に行われた『関西コレクション』のステージはいかがでした?

REINA 京セラドームでパフォーマンスすることは夢だったので、緊張もあったのですが、楽しみなことの方が多かったステージでした。

OTOHA 私は小学校の卒業文集で、将来、『関西コレクション』に出るということを書いていました。その時はアーティストとしてとか具体的ではなく、有名になって出演するという大まかな夢だったのですが、このメンバーで叶えることができました。すごく良い経験をさせていただきました。

SPiNというジャンルができたら

――デビュー曲の「S.A.L.A.N」はどんな曲になっていますか。

HINATA 初めてこの曲を聴いた時は、すごくカッコいい曲だなと思いました。そして、頭に残る曲です。

REINA サウンドも強めなのですが、私たちの魅力を発揮できる曲だと感じました。歌詞は日本語と韓国語が混ざっていて面白いなと思いました。サランは愛という意味があるのですが、この曲ではその意味で歌っているのではなく、物事を揺れるといったイメージの言葉として表現しています。

――振り付けはいかがですか。

REINA サビの振り付けは、みんながマネしやすいものになっているので注目していただきたいです。<サラン サラン>と歌っているところの振り付けは『関西コレクション』で披露させていただいた時と同じなのですが、MV用にCRE8BOYさんの振りを活かしながら自分たちで考えた振りもあります。当時とはまた違った振りがMVでは観れると思います。

K.SAKURA この曲の振り付けは、見ている人たちを圧倒するような感じだと私は思いました。サビでの顔の表情や角度など細かいところを意識してパフォーマンスしているので、そこにも注目してほしいです。

――どんな風に振りを作り上げていったのでしょうか。

MEI これまでも振りを考えたことがあるメンバーもいたので、そのメンバーが中心となって考えていきました。そこに監督さんの意見や、みんなでディスカッションをしながら作り上げていきました。その中で考えていたのはSPiNのデビュー曲としてどのように見せたいか、というところを一番に考えていました。

――なぜ自分たちで振り付けを考えることに?

REINA ダンスができるメンバーが多いので、その部分を映像としてしっかりと見せられる振り付けが良いというのがありました。“ザ・ダンサー”というのが伝わる振り付けを考えてほしい、という監督さんからのリクエストがありました。メンバーも挑戦してみたいという想いがあったので、自分たちで振りを作ってみますという流れになりました。

――SPiNの魅力を読者の皆さんにアピールするとしたら、どんなところを上げますか。

RIO SPiNを一言でいうと「COOL」を掲げていて、その部分をこれからチームで頑張っていきたいです。私たちはアーティストとして世界に羽ばたいていきたいという目標があるので、歌やダンス、パフォーマンスも最高のものを作り上げていきたいと思っています。

――最後にこれからの活動への意気込みをお願いします。

REINA SPiNは実力派の子たちが揃ったグループだと思っています。周りのアーティストさんに負けないように、もっとパフォーマンスを磨いて沢山の人に知っていただけるような活動をしていきたいです。

OTOHA 常識を覆せるようなアーティストになれるように、みんなで頑張っていきたいです。「日本のアーティストと言えば?」と聞かれたら「SPiN!」と胸を張って言ってもらえるようなアーティストになります!

HINATA スキルだけではなく表現力ももっと磨いていって、私たちだけにしかできないものを見せられたらいいなと思っています。

K.SAKURA SPiNというジャンルができたらいいなと思っていて、原点にして頂点というのをキーワードに頑張っていきたいです。

RIO 色んなメンバーがいて多彩なグループだと思っています。一人ひとりの良さや個性を活かしつつ、魅力的なグループにしていきたいですし、世界的にも唯一無二のグループを目指します。

MEI みんなそれぞれ性格も違うのですが、違うからこそ大きな化学反応を起こせると私は思っています。その化学反応が起こせれば、唯一無二のグループだと言ってもらえるようになると思うので、頑張っていきたいです!

YUMENA すでに他とは違うグループになっていると感じています。これからはそれを世界に浸透させていきたいですし、未来には「SPiNみたいなグループを作りたい!」と思ってもらえるような、みんなから憧れられるグループになりたいです。ここから皆さんに知ってもらえるような活動をしてので、応援よろしくお願いします!

(おわり)

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村上順一
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