SPiN・YUU、2023年目指すはZeppのステージ 新進気鋭のグループの今
INTERVIEW

SPiN・YUU

2023年目指すはZeppのステージ 新進気鋭のグループの今


記者:村上順一

撮影:

掲載:23年03月26日

読了時間:約7分

 グローバルダンス&ボーカルグループのSPiNが3月22日、3rd Digital Single 「CHECK MATE」をリリース。2022年3月より開催された、Z世代の革新的オーディション「SSS PROJECT」より勝ち残ったメンバーで結成されたSPiN。メンバーはHIIRO、HINATA、K.SAKURA、MEI、NOA、OTOHA 、REINA、RIO、S.SAKURA、SHURI、SUMIRE、YUMENA 、YUUの13人。同年11月9日、1st Digital Single「S.A.L.A.N」でデビュー。12月28日には『SPiN LIVE 2022 ”Prologue” ~Look at SPiN~』を開催し成功を収めるなど、目標に向かって邁進中だ。3rd Digital Single「CHECK MATE」は、先月リリースされたバラードナンバー「Powder Snow」に続いてのリリースで、誰もが憧れや理想の自分になれるんだ。という自己肯定感を高められる楽曲。インタビューでは、SPiNを代表してメンバーのYUUにインタビューを実施。新曲「CHECK MATE」の注目ポイントや、彼女がアーティストを目指すようになった経緯、活動の原動力を聞いた。

個性を磨いて唯一無二の歌声を目指したい

SPiN・YUU

――結成されてから、ここまでの活動はいかがですか。

 年齢層も幅広いので、それぞれが意見することによって13通りの意見が出てくるんです。自分が考えてもみなかったことが出てきて、こういう考え方もあるんだと勉強になりますし、発想力が豊かになって、グループとしての完成度も、最初の頃と比べると高まっています。

――特にYUUさんが個性的だなと思ってるメンバーはいますか。

 1番年下の年代のメンバーのK.SAKURAです。私が想像もしないような行動だったり、面白い発言があるので、年下ながらも驚くことがあります。例えば、全員で話してる時に、いきなり突拍子もないことを言って、アイディアを出してくれたり、時には笑いに変えたりしているので、とても個性的だなと感じています。

――活動の中でやりがいを感じてることは?

 パフォーマンスなど、レベルがだんだん上がっていくのを実感したときです。もっと上に行きたいという気持ちになりますし、私のやりがいになっています。

――グループの中でどのような存在を目指していますか。

 自分自身の強みとしては、独特で優しい声だねと言っていただくことが多いんです。ですので、より個性を磨いて唯一無二の歌声を目指したいです。

――歌が得意とのことですが、歌との出会いはどんな感じでした?

 昔、ダンスと歌のスクールに通っていたんですけど、最初はダンスをやっていました。ボーカルレッスンを始めたきっかけは、自分自身がやりたいと始めたのではなくて、母からの勧めでした。レッスンをしていく中でアーティストのMs.OOJAさんの歌に出会って、「私もこんな風に歌いたい!」と思ったのがきっかけでした。

――他にはどんなアーティストさんから影響受けてますか。

 少女時代さんや當山みれいさんです。當山みれいさんを聴き始めたのは3〜4年前なんですけど、歌詞がすごくまっすぐに伝わってくるシンガーだと思いました。透き通った声が素敵で、SPiNのオーディションファイナルも當山みれいさんの「願い~あの頃のキミへ~」という曲を歌わせていただいて、思い入れのある曲です。

――昨年末にワンマンライブが行なわれましたが、手応えはいかがでした?

 マンスリーライブというカタチで何度かライブはやっていて、年末のワンマンライブは、それを経験した上での締めくくりとしてのステージでした。難題にぶち当たったり、メンバーみんな難しく考える場面もあったんですけど、2022年の締めくくりとして、すごくいいライブになったんじゃないかなと思います。あと、ソロでパフォーマンスを披露するコーナーがあり、そこではメンバー1人1人の個性を知っていただけたんじゃないかと思います。私はそのソロコーナーで、先程お話しした當山みれいさんの「願い~あの頃のキミへ~」歌ったのですが、歌詞がオーディションの時の自分と重なり合って、いま歌うならこの曲がぴったりだと思いました。

――今回リリースされる新曲「CHECK MATE」注目ポイントは?

 「CHECK MATE」という楽曲は、自分の殻を破って、新しい自分になるというメッセージが書かれた楽曲で、サビの<CHECK MATE>というフレーズがキャッチーで耳に残る、覚えやすいフレーズになっているので、注目してほしいです。

――いろんな歌い回しがあって面白いですよね。レコーディングはどんな感じで録っていたんですか。

 私、この曲が初めてのレコーディングでした。歌う順番も1番だったので、すごく緊張して手が震えてました(笑)。<CHECK MATE>のパートは、色んなパターンを録ったのがすごく印象的で記憶に残ってます。

――自分の中で発見ありました?

 体を動かす、例えば手を上げたりすることで、いろんな声が出るんだという新しい発見がありました。それはこの楽曲を作曲、ディレクションしてくださった、Yu-Ki Kokuboさんからのアドバイスでした。

――歌詞で気に入ってるフレーズはありますか。

 <どうせ私なんて そんな言葉で 逃げ続けたくない>です。すごく自分と重なるなと思いました。以前通っていたスクールで行き詰まり、悔しい思いをして、歌手の道を諦めようと思ったことも正直ありました。スクールにいるみんなとの実力の差を感じてしまって。しかもその時は進学の時期ということもあり、レッスンに集中というよりは、考えに色々迷いがでてしまったんです。でも、身内や近い方からの言葉で、頑張って踏みとどまれば新しい自分に出会える。そうすれば結果が変わるとアドバイスをもらいました。それでSPiNのオーディションを受けた結果が今に繋がっています。

――もしアーティストではなかったら、どんな職業についていたと思いますか。

 会社員になっていたと思います。スーツを着て、 片手にバッグとコーヒーを持って、ヒールでスタスタ歩きたい(笑)。

――SPiNに加入できてなければ、その道もあったわけで。どなたの言葉が奮起するきっかけになったんですか。

SPiN・YUU

 特に母です。私は母の言葉を信じていて、母の言ったことを守り、自分で考え決断すれば、しっかり先へ進んでいく。物事がうまくいくことが多かったんです。

――もし落ち込んでしまって、お母さんに相談できない時の乗り越え方は?

 今すぐ決断できない時は、音楽を聴いて気持ちを紛らわすことがあります。母からすぐに答えをもらえなくても、少し時間を置いて、 母と話すまでに自分自身で考えて決断する、という工程も大事にしています。

――YUUさんの活動の原動力になっているものは?

 今、定期的にマンスリーライブや、商業施設などでイベントをさせていただいています。商業施設では私たちのことを知らない方が多いのですが、パフォーマンスした時に足を止めて見てくださったり、 笑顔で見てくれているのがわかると、私たちが伝えたいことが伝わっているのかなと、すごく自分の活動の原動力になっています。

――特にどんなところを意識して、ライブなどはパフォーマンスされていますか。

 笑顔で楽しんで、全力で何かを伝えようとパフォーマンスしている方は、すごくキラキラして見えて、自分もこうなりたいと思いました。ですので、まずは自分自身が全力で楽しむことを心がけています。

――これからYUUさんが追求したいことは?

 13人いる中でグループとしての統一感も大事なんですけど、1人1人の個性や色を出していくことも重要だと感じています。自分自身が今までやってきたことに加えて、どんどん新しい挑戦をして、「私、こんなことができるんだ」というものを色々発見したいです。今度はそれを自分色に染めて、しっかりものにするかというのを日々追求していきたいです。

――その中でいま興味があることは?

 ギターを始めました。元々興味はあったのですが、なかなか練習するタイミングがなくて。今、BLACKPINKさんの「STAY」を、練習中なのですが、ここからできるところまでやりたいです。

――最後にSPiNを代表して、活動への意気込みをお願いします。

 SPiNは去年の11月にデビューしました。今年1年が勝負だと思ってるので、 個々の色を大切にしながら、グループとして絶対売れたいです。まず今年はZeppのステージを目指しているのですが、今の目標としてはすごく高いんですけど、目標は高く持った方がいいと思うので、達成できるように突っ走ります!

(おわり)

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