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 榮倉奈々が、Prime VideoAmazon Originalドラマシリーズ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』の一篇、エピソード2「私が既婚者と寝て学んだこと」で主人公の加奈を演じた。

 「私が既婚者と寝て学んだこと」は、セックスレスでの夫婦間のすれ違いを経験した主人公の加奈が、既婚男性とその場限りの関係を結びながら、改めて男女の愛について探求してゆく姿が描かれる。

 本エピソードを演出した廣木隆一監督は、この物語にとって“橋”は人と人とのつながりを示す重要なキーワードになっていることを告白した。

 大学で生物学の教員として働く加奈は、フリーライターの圭介(演・柄本佑)との離婚後、セックスと愛の関係をより深く知るために、マッチングアプリで知り合った男性とその場限りの関係を結んでいく。

 一方で、加奈と圭介は離婚後も友達として定期的に会い、お互いの近況を報告し合う。他愛もない話から、お互いのパートナーの話に至るまで、どこにでもいる普通の友達同士の会話の中で、加奈は夫婦の関係でいた時には感じられなかった自分の心の変化に気づく。

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 そんな2人の心の機微を描くために、本エピソードでは思い出の橋や遊覧船での撮影など、様々なシーンが撮影された。

 これまで映画『余命1ヶ月の花嫁』や『娚の一生』で榮倉さんとタッグを組み、本エピソードを手掛けた廣木監督は、この物語にとって“橋”は人と人とのつながりを象徴するシンボルとして登場するのだと明かす。

 廣木監督「別れた旦那との距離感はどんな感じなんだろう?と考えた時に、橋の欄干にもたれている時は二人の距離が近いような気がするけど、両端に立っていると遠く感じて。そういうところを考えるのはすごく面白かったですね。年齢を重ねるごとに人と人との距離感も広がっていくのではないかと感じたんです」

 両岸を結ぶ橋と、男女の関係を結ぶ心の距離をシンクロさせたと語った。

 本エピソードにとって大事な橋のシーンの撮影は、榮倉にとっても、思い出深いものになったようでこう撮影を振り返っている。

 榮倉「柄本さんと川を挟んで猛ダッシュするシーンがあるのですが、撮影は大変でした。でも、一生懸命走っている姿を見ているとスッキリしますよね。とても素敵なシーンになっていると思います。走っている時は風が気持ちよかったです」

 東京を舞台に様々な愛の形を描く本作では、各エピソードに魅力的な街並みが映し出される。その街はただの“舞台”ではく、登場人物たちが織りなす人間模様を更に深く印象付ける役割を果たす。

 本エピソードで特に注目して欲しいシーンは、橋。欄干にもたれかけ、そして時に対岸でふざけ合う加奈と圭介の距離感に、2人の胸の内を想像して欲しい。

 思わず“愛”について考えてしまうような現代ならではの物語を、登場人物たちの機微を丁寧に描くことで定評のある廣木監督が手掛けた本作。

 本編では、夫婦という関係を解消し友達関係となった圭介と、既婚男性たちとの間で感情が揺れ動く加奈の姿が映し出されているが、果たしてその先に見つけた“愛の形”とは?

 作品を見た後、誰かに“愛”を伝えたくなるような心温まる7つの物語が描かれたAmazon Original ドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』は10月21日(金)に世界同時配信。

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