ナオミ・スコット&前田敦子ら口を揃えて「普通じゃない」と絶賛、平栁監督の演出の鍵は「余白」
『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』
6つの実写作品と1つのアニメーション作品で構成されるAmazon Original ドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』。東京を舞台に現代の様々な“愛の形“が描かれる。本作のショーランナーを務め、エピソード1とエピソード6の監督を担当したのは平栁敦子監督。本作に出演するナオミ・スコットと前田敦子は、平栁監督の演出法を「普通じゃない」と絶賛した。
平栁敦子監督は、第70回カンヌ国際映画祭で世界中の批評家たちから注目を集めた日米合作映画『オー・ルーシー!』(18)で知られる。『オー・ルーシー!』をはじめ、これまでの作品でもリハーサルは最小限に抑えてアドリブなどキャストから自然に生まれる演技を重視するスタイルを取ってきたという。
そんな平栁監督について、エピソード6「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」で英会話教師のエマを演じた、ハリウッド女優のナオミ・スコットはキャストの内から湧く演技を活かしながら共同作業で撮影を進める演出に、絶大な信頼を寄せていることを明かした。
ナオミ・スコット「好きに演技をする幅を与えてもらえたのは、彼女が私のことを信頼してくれていると感じられて、本当に素晴らしい経験になりました。平栁監督は常に正確さや信憑性を求めている人ですが、決して事細かに指示をすることはないんです。私たちがセリフを言ってみて不自然に感じたり何か違うと感じたら、それを押し付けることは絶対にしないんです。そうやってキャストと一緒に作品を作るところが平栁監督の素晴らしいところですね」
同じく監督を務めたエピソード1「息子の授乳、そしていくつかの不満」に出演した前田敦子も丁寧に対話を重ねキャストの自然な演技を引き出す平栁監督の演出に助けられたことを明かした。
前田敦子「細かく指示をするというよりも、その場その場で『こういう風に演じて欲しい』と言ってくださるので、とても居心地よく撮影に臨むことができました。演じ方に迷いがあったり分からないことがあっても、じっくり対話を重ねて導いてくださるので迷わず演技ができてありがたかったです」
そんな自然な演技を重視する平栁監督をショーランナーに迎える本作では、仕事と子育ての両立に悩む女性や、平凡な日々を過ごす男女に訪れる海を越えた運命の出会い、セックスレスで別れを選んだ元夫婦など、日常に溶け込んだ様々な愛の形が描かれる。
前田敦子やナオミ・スコットの他にも、水川あさみ(「息子の授乳、そしていくつかの不満」)、榮倉奈々や柄本佑(「私が既婚者と寝て学んだ事」)、伊藤蘭や石橋凌(「最悪のデートが最高になったわけ」)、成田凌や夏帆(「冬眠中のボクの妻」)、永作博美やユースケ・サンタマリア(「彼を信じていた十三日間」)、池松壮亮(「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」)、黒木華や窪田正孝(「彼が奏でるふたりの調べ」)など豪華キャストが参加している。
Amazon Original シリーズ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』は10月21日(金)に世界同時配信。