『嘘八百 なにわ夢の陣』制作決定

 中井貴一×佐々木蔵之介W主演で贈るコメディ『嘘八百』シリーズ第3弾『嘘八百 なにわ夢の陣』が制作決定した。

 監督はシリーズ第1弾『嘘八百』、第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』に続き、NETFLIX『全裸監督』シリーズなどが話題の武正晴、脚本はシリーズお馴染みの今井雅子と、最近は監督としても活躍し、2023年度後期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で脚本を務めることが発表された足立紳のコンビが務める。

 音楽も、ヒット作を数々手掛け、2022年度後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で音楽を担当する富貴晴美が続投。2018年正月に公開された『嘘八百』は、国宝級茶器をめぐり、強欲うずまく人間たちの化かし合いが二転三転し、ラストの思いがけない大どんでん返しが話題となりスマッシュヒット。2020年公開された『嘘八百 京町ロワイヤル』では、ヒロインに広末涼子を迎え、京都を舞台に恋の火花を散らしながら更にスケールアップした演技合戦を繰り広げた。

 『嘘八百 なにわ夢の陣』詐欺師まがいの古美術商・小池則夫と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔のコンビがまたもや復活。これまで千利休、古田織部の茶器をめぐり大騒動をおこしてきた2人が今回目をつけたのは、かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品(しちしな)」。その七品とは「懐で温めた信長の草履」「戦で顔につけた面頬(めんぼお)」「獅子の飾りをつけた兜」「桐の文様の軍配団扇」「有馬温泉の湯殿の瓦」「黄金の風炉」「鳳凰の銘がついた茶碗」中でも“鳳凰”は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていた。

 舞台は大阪。今年天守閣復興90周年となる大阪城での撮影も敢行し、骨董ファンのみならず、歴史ファンの興味もそそる豊臣秀吉の1億円級のお宝“鳳凰”をめぐり、三たび抱腹絶倒の騙し合いが繰り広げられる。

 中井貴一は「Part1の『嘘八百』を撮影した時には、これがシリーズ化されるなど全く考えていませんでした。しかし、このコロナ禍で、エンターテインメント業界がとても大変な時期を過ごしている中、今回『また作ろう!』と言ってくださった方々がいたことがとても嬉しかったです。Part1は大阪の堺で撮影し、そのエンディングで『ほな、次は九州いこかー!』と言っていたはずが、Part2の舞台は京都でした。『次こそは九州!』と思っていましたが、また大阪に戻って来ました(笑)。Part1、Part2、そして今回のPart3と、更にパワーアップできるように心がけたいと思っています。ご期待ください」とコメント。

 佐々木蔵之介も「Part3があると聞き、タイトル通り『嘘やろ!? ホンマに!?』と思いました(笑)。Part2から3年経て、仲間と会えるのはとても嬉しく、貴一さんとまたバディを組めるのが楽しみです。今回は豊臣秀吉がテーマで、大阪城でもロケがある予定です。大河ドラマで秀吉役をやらせて頂いたことや、実家の酒蔵が聚楽第の跡地にあったり、大阪での会社員時代に仕事で携わった博物館でのロケまであったりと、大変にご縁のある、ありがたい作品になりそうです」と自身との所縁深い撮影に感慨深げだ。

作品情報

『嘘八百 なにわ夢の陣』
出演:中井貴一 佐々木蔵之介
監督:武正晴  脚本:今井雅子 足立紳  音楽:富貴晴美
製作幹事:東映ビデオ 
制作プロダクション:アークエンタテインメント 
配給:ギャガ
(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会

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