「何度も惚れてもらえるような――」THE BEAT GARDENが掲げる意気
INTERVIEW

THE BEAT GARDEN

「何度も惚れてもらえるような――」THE BEAT GARDENが掲げる意気


記者:村上順一

撮影:

掲載:22年05月13日

読了時間:約8分

 ボーカルグループTHE BEAT GARDENが、配信シングル「それなのにねぇなんで?」を4月25日に配信リリース。THE BEAT GARDENは2012年8月大阪でグループを結成。2016年7月に1st シングル「Never End」でユニバーサルシグマよりメジャーデビュー。昨年メンバーのDJ SATORUが脱退し、3人組として新たなスタートを切ったTHE BEAT GARDEN。2022年第一弾となる今作は別れの季節にタイアップした多くの共感を生む女性目線の失恋ソングで、メンバーのUが作詞をし、約3年ぶりにメンバー全員で作曲した作品となっている。アレンジはFUNKY MONKEY BABYSなどの楽曲提供・プロデュースを手がける田中隼人が担当した。インタビューでは現在の3人の近況を聞きながら、「それなのにねぇなんで?」の制作背景、5月14日からスタートするグループ最大規模となる全国ツアー『in your tour 2022』への意気込みなど、U、REI、MASATOの3人に話を聞いた。【取材=村上順一】

それぞれの近況

――ファンクラブ「ウラ庭」はどんな進化を?

U 僕は「U Tube」という企画をやっているんですけど、今のところ進化はないです(笑)。というのもVlogなので、逆に進化をさせてはいけないと思っていて。どんなに大きくなっても日常をお届けするというのがテーマなんです。今はInstagramのオマージュで「ウラ庭グラム」という企画を始めたのですが、Instagramでは音楽的なものをあげていて、ウラ庭グラムでは自撮りした写真を上げているんです。

――色々新しいことも始まって。

U はい。面白かったのが、ファンの方からの質問に答えるという企画があって、それもかなりディープな質問も増えてきたので、楽しいです。

REI 僕は画伯として絵を描いているんですけど、最近は絵を出せていなかったので、そろそろ出したいなと思っていて。3月に対バンライブに出演させていただいて、その時にBeemer(ファンの呼称)のみんなと会話する機会があって、その後に「REI画伯、最近上げてないですね」と言われてしまったので、ここからは頻度を上げていけたらと思っていて。

MASATO 画伯は今のところモノクロなんですけど、カラーで見てみたいんです。

U そのカラーセンスでワンチャンあるかもしれないよね(笑)。

REI 色をつけるということに関しては全く考えてなかった(笑)。個展を開けるようになる頃までにはそこも考えてやりたいですね。

――MASATOさんは「masato食堂」をやっていますが、今はどんな感じですか?

MASATO あまり進んではいないんです。

U でも、寸劇が入ったりしてきてるよね?

MASATO そうなんです。調理しているシーンというのは変化があまりないじゃないですか? よりこだわりが強くなってきました。なので、その中でどう変えていくか、というのがあって。今考えているのはロケをしてみたいと思っていて、キャンプを企画しています。

――ここからまた楽しみですね。さて、新曲「それなのにねぇなんで?」は、ジャケ写も印象的です。

「それなのにねぇなんで?」ジャケ写

REI 僕が提案させていただいたのが、タイトルをもらった時にすごくインパクトがあるなと思いました。今までの僕らとは違った雰囲気があると思います。サブスクを意識したところもあって、ジャケ写もインパクトが欲しい、シンプルだけど目を引くものにしたいなと思いました。女性の涙っぽい感じになっていて、カラーリングも春っぽいものにしたくてピンクにしていただいて。

――タイトルが手書きというのもいいですよね。これはメンバーが書いているんですか?

U いえ、これはデザイナーさんに書いていただきました。パソコンとかのフォントっぽいものよりはアナログ感のある手書きで、とお願いして。

――そして、今回3年ぶりに全員で作曲されています。どのような流れがあったのでしょうか。

U 全員で作曲したのは2ndアルバム『メッセージ』に収録した「One」以来でした。でも、その時とは手法は違っていて、それぞれが春のラブソングをテーマに曲を考えて、結果REIの作ったバラードが元になっています。そのデモはテンポがもっと遅くて、今とは20くらい変わって。

REI 歌い上げるバラード、というのをテーマにデモは作っていました。

U 春の疾走感が欲しかったので、テンポを上げて作り直そうとなって。それでREIにテンポを上げたトラックを作っていいか、確認して僕がそこから引き継ぎました。そのテンポを上げたトラックをMASATOに渡してメロディを考えてもらって。

MASATO その時点でほぼ完成していたんですけど、そこに僕のエッセンスを加えてほしいというリクエストがありました。それで、REIのメロディをどこまで変えていいのか、という確認をしたんですけど、REIは「ぶち壊して下さい」と言ってくれて。それで自分が新たに組み上げるような気持ちで取り組みました。

REI 自分の中で作り上げたものでしたが、遠慮なくやって欲しかったんです。そして、上がってきたものを聴いた時に、MASATOのハートフルさも出ていましたし、Uのメロディの流れもあって、みんなの良いところが合わさって、春の暖かさと別れの切なさがしっかり表現できたなと思いました。

――卒業したSATORUさんはこの曲聴いてくれてる? 新曲が出たら感想とか言ってくれたり。

U 全然ないので、こっちから連絡してます。最近も連絡したんですけど、SATORUがすごくドライなんですよ(笑)。地元にいた時もそういう感じだったので、昔のSATORUに戻ったなと思います。ただ、彼は元気で忙しくしているので、皆さん心配しないでください(笑)。

――THE BEAT GARDENの時はそのモードになっていたんでしょうね。もしかしたら皆さんも離れてしまったら、今の自分とは違う感じになってしまうかも。

MASATO 確かに僕は実家に戻って、また東京帰ってくると、周りから「実家のMASATOになってる」とよく言われてました。でも、今は逆に実家に帰ると「東京人っぽくなったね」と言われたり(笑)。

――しっかり東京に染まってしまって(笑)。さて、今回の歌詞は女性視点ということで、昨年の「遠距離恋愛」以来だと思います。

U 春のラブソングで、好きな人が出来てしまったという、シチュエーションが春にピッタリだと思いました。コロナ禍が少しずつ空けて来ている中で、新しい出会いだったり、離れてしまうことも沢山あるんだろうなって。僕の中でこの曲は「遠距離恋愛」と続いている感じもあります。すれ違ってしまったあと、今回は一緒に住んでいたりして、一緒にいる時間が長かった後のストーリーを描いていくような感覚でした。

――こういう歌詞を書く時は女性に見てもらったりも?

U 確認してもらったりというのはないんですけど、恋愛の話は割と女性のヘアメイクさんや美容師さんとすることの方が多いかもしれないです。僕は話していても、それわかる! となるのは女性との会話の方が多いんです。

何度も惚れてもらえるようなライブと楽曲を

――今回核になったフレーズは?

U 逢いたいと思うことや、忘れられないのは、良い思い出があったからだと思います。でも、この曲は良いところではなくて、悪口だったり嫌なところを思い出している、というのが一つのポイントになっていると思います。良いことを思い出す時は、時間が経って解決していたり、自分から別れを告げた時が多いのかなと思っていて、楽曲で登場する女の子が彼を忘れない強さみたいなものは、歌詞の構成の中で悪口を言うことで出ているのかなと。MASATOが頭サビを担当しているんですけど、ため息を吐く感じ、忘れられない彼のことにうんざりしているようなイメージで歌って欲しい、とリクエストしました。

MASATO 今回は頭サビを任せてもらったというのもあって、プレッシャーとはちょっと違うんですけど、緊張感はありました。楽曲の中でサビは曲の一番伝えたい軸になる部分なので、そこでこの曲が評価されてしまう。そこを僕が歌うことで皆さんにどう響くのか、というのは初めての経験なので楽しみなんです。

――Uさん、レコーディングはいかがでした?

U レコーディングはマヌカハニー(はちみつ)で乗り切りました。いま高校の先生をやっていて、僕のお兄ちゃんみたいな人がいるんですけど、その人がすごく高価なマヌカハニーをプレゼントしてくれたんです。

――喉に良さそうですね! 歌唱でこだわったところは?

U 僕は曲に登場する女性になり切って歌いました。前回はシンガーソングライターの落合渉くんにディレクションに入っていただきました。MASATOとREIの2人は今回もディレクションに入ってもらいましたが、僕はあえて一人でレコーディングすることにしました。シングル表題曲でサビでユニゾンしていないのは始めてなんです。

 ちょっと3人とも声が似ているという時期もあったのですが、今はそれぞれの声の特徴をより出せると思ったので、自分らしい歌い方をする方が逆にいいんじゃないかなと思って。良い意味でMASATOとREIがどう歌うのか気にしなくても、そこは自然と良い感じになるだろうなと思いました。

――REIさんは今回も短パンでレコーディングを?

REI 短パンです。気持ちがフラットになれるんですよ(笑)。

――そのレコーディングはいかがでした?

REI 2番のAメロを僕は歌っているんですけど、レコーディングは女性目線の気持ちが歌いながら出てくる、そんな感覚がありました。歌詞を読み取ったことで、今回歌い方や表現に結びついたところがありました。特に<切り過ぎた髪も変わる爪も褒めてくれていた あれも無理して言ったの? それすらもうわからない>という歌詞がメロとすごくマッチしていて、歌でアクセントを入れてみたりしているので、注目してもらえると嬉しいです。

――MASATOさんは今回、イメージを膨らませるために画像を用意してレコーディングに臨むと医専お話しされていましたが、今回も用意されたんですか。

MASATO 今回は画像ではなかったんです。共感できる何か探そうと思い、たくさん映画を見ました。その中で曲と重なったのが『ブロークバック・マウンテン』という映画でした。その作品は同性愛を描いているので、好きになってはいけない、伝えることはできないけど好きということが、「それなのにねぇなんで?」の世界観と僕はリンクしました。それが上手く歌に反映出来たと思います。

――ありがとうございました。最後に5月14日から全国ツアー『in your tour 2022』も始まりますが、どんな姿を皆さんに見せたいと思っていますか。

U 全国16カ所を回る自身最大規模のツアーということで、コロナ禍のこの2年、その期間に本当にたくさんのBeemerがずっと寄り添い続けてくれて実現できるツアーです。今回初めて行く場所もたくさんあって、初めてツアーに参加するといった声も届いているので、すごく楽しみです。ここから頑張って大きい会場、ホールツアーも絶対できるようになりたいんですけど、僕ら3人とチームの共通認識としてあるのが、今いる人たちに何度も惚れてもらえるようなライブと楽曲を作っていきたい、というのがあります。それは、初めての人にもきっと届くと思いますし、そこが今一番自分たちのガソリン、熱量となっています。

(おわり)

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