『さかなのこ』(C)2022「さかなのこ」製作委員

 “さかなクン”の半生を、のん主演で映画化する『さかなのこ』(沖田修一監督、9月1日公開)のティザーポスターと特報映像が公開。“さかなクン”になった“のん”の姿が初解禁された。

 さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」(講談社刊)が原作。子供の頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描いた原作を、劇作家や映画監督でもある前田司郎が、フィクションも織り交ぜながら沖田監督と共にシナリオとして大胆にアレンジした。

 主演をつとめるのは、のん。子供のように天真爛漫で好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”を、性別の垣根を越え生命力いっぱいに演じている。

 今回解禁されたティザーポスタービジュアルには、ミー坊を演じるのんがさかなクンの象徴でもある“ハコフグ”を頭に乗せてドドーンと登場。カラフルな海の生き物たちを顔いっぱいにペイントし、太陽のような笑顔を見せる姿が目を惹く一枚だ。「さかなクンが“さかなクン”になるまでのすっギョいおはなし。」というキャッチコピーとともに、インパクトのあるビジュアルとなっている。

 また、本作の映像として初解禁となる30秒の特報は、のん演じるミー坊の「それでは早速、レッツ・ギョ〜!!」という“さかなクン全開”の掛け声で元気いっぱいにスタート。

 音楽を担当するパスカルズの遊び心あるメロディが流れる中、「いつかお魚博士になりたいです!」と夢を語るミー坊が、幼少期から変わらずにお魚の絵を描きつづけ、好きなことを、ずっと好きでいる姿が映し出される。

 「ふつうじゃないよね」とつぶやく、夏帆演じるモモコに「ふつうってなに?」と返すミー坊。周りの子とちょっと違うミー坊を「あの子はあのままでいいんです」と肯定する井川遥演じる母・ミチコ。

 ミー坊の揺るがない“おさかな愛”を「変わんねーな、おまえ」と称える柳楽優弥、磯村勇斗、岡山天音演じる不良たち。ミー坊のまっすぐな気持ちと、ミー坊をとりまく登場人物たちの愛らしい魅力が詰まった、温かくてほっこりする特報が完成した。

 なお、ムビチケカードの購入特典である<オリジナルポストカード>の絵柄も併せて解禁された。

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