[写真]2014年の音楽CD生産枚数

過去20年間の音楽CD生産枚数の推移。日本レコード協会発表の生産実績から作成したもの

 日本レコード協会がまとめた2014年通年(1月―12月)の音楽CD生産数は1億7038万3000枚で前年同期比10%減。生産額は1840億8800万円で同6%減と、数量・金額ともに過去20年間で最も低い数字となった。

 CDやアナログディスクなどを含めたオーディオレコードの生産数は1億7231万0000枚で同10%減、生産額は1864億4300万円で同6%減と、数量・金額ともに2年連続で前年を下回った。

 邦盤は12%減の1億3969万1000枚、7%減の1557億1200万円だったのに対して、洋盤は1%増の3261万9000枚、横ばいの307億3100万円とほぼ変わらず。

 CDの内訳をみると、シングルは8%減の5545万8000枚、3%減の417億8500万円。アルバムは10%減の1億7038万3000枚、7%減の1423億300万円だった。

 一方、独特の音の良さが見直されているアナログディスクは49%増の40万1000枚、66%増の6億7800万円と前年を大きく上回った。カセットテープは23%減の107万1000枚、21%減の9億500万円だった。

■音楽ビデオも減少

[写真]2014年の音楽CD生産金額

過去20年間の音楽CD生産額の推移。日本レコード協会発表の生産実績から作成したもの

 音楽ビデオの生産高は6%減の5368万0000枚、6%減の677億3300万円と、数量・金額ともに2年連続で前年を下回った。

 内訳をみるとDVD盤が8%減の4707万4000枚・巻、11%減の491億1800万円。Blu-ray Disc盤は16%増の660万4000枚・巻、10%増の186億1100万円。テープ他は38%減の2000枚・巻、42%減の500万円だった。

 このうち、邦盤は5%減の5161万2000枚・巻、5%減の649億4000万円。洋盤は22%減の206万7000枚・巻、18%減の27億9300万円となっている。

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