USEN年間HITランキング、松たか子「レリゴー」J-POP１位に

　有線放送大手のUSENは、USEN音楽放送における放送実績やリスナーからのリクエストを基に集計した『2014 年間 USEN HITランキング』（集計期間＝2014年１月３日～2014年11月27日）を発表した。このうちUSEN HIT J-POPランキングの１位は松たか子「レット・イット・ゴー～ありのままで～」、２位は秦基博「ひまわりの約束」、３位は絢香「にじいろ」だった。

USEN HIT J-POPランキング総評

　2014年間 USEN HIT J-POPランキングの一番のトピックは、めざましい女性の活躍と言えよう。上位10曲中６割、男女混合グループを合わせると８割を女性アーティストが占め、さらにはなんとトップ５の４曲をソロの女性アーティストが占めるという結果になった。

　また、10位の吉田山田「日々」や11位の高橋優「太陽と花」は、リクエストも多く根強い人気で上位にランクインし、特に岩崎宏美「時の針」は、宏美ファンの地道なリクエストが実を結んだ15位と言える。

　その中で堂々の１位に輝いたのは、松たか子「レット・イット・ゴー～ありのままで～」。映画『アナと雪の女王』の３月公開直後から、リスナーから「聴きたい!」の声に応えて、リクエストをはじめJ-POPジャンルを中心に各チャンネルで放送。

　７月の『アナと雪の女王 MovieNEX』発売後にもまたリクエストやリスナーからの要望が高まり、USEN HIT J-POPランキングでも再び上昇した。その結果、４月～10月まで長きに渡り、USEN放送を通じて日本全国に街鳴りし続け、2014年を代表する楽曲として１位を獲得した。

USEN HIT 洋楽ランキング総評

　2014年間 USEN HIT 洋楽ランキングでは、ワン・ダイレクションが30位以内に３曲、今年日本デビューしたアリアナ・グランデは10位以内に３曲もランクインするなど、音楽だけでなくファッションやライフスタイルでも注目を浴び、リスナーの高い支持を得たアーティストに人気が集まった１年といえる。

　そのような年間ランキング傾向の中、15位のワン・ダイレクション「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」は、一昨年の2012年間 USEN HIT 洋楽ランキングで1位を受賞した楽曲で、いまだにランクインし続けているのはUSENらしいランキング結果と言える。

　そして今年第１位に輝いたのは、ファレル・ウィリアムスの「ハッピー」。全米シングルチャートでは10週連続１位を獲得し、オフィシャル・ミュージック・ビデオの再生回数はYouTubeで５億回超え。その勢いをUSEN放送でも発揮し、USEN洋楽ランキングでもアルバムリリース時から圧倒的な人気で、見事年間１位に輝いた。