“女泥棒”田中みな実の手下を演じた、右から真壁刀義と本間朋晃(C)横関大/講談社 (C)2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会

 新日本プロレスの人気プロレスラー真壁刀義選手と、本間朋晃選手が、『劇場版 ルパンの娘』(10月15日公開)の見どころを紹介する解説動画『試合よりも「ルパンの娘」の方が重要だと思っていたのに』が公開された。

 田中みな実演じる女泥棒・美羽の手下、依田・大岩役で「ドラマ」に出演した真壁刀義と本間朋晃。悲願の映画化に、なぜか怒りと、溢れんばかりのルパン愛で語りつくす爆笑動画が解禁となった。

 「ルパンの娘」は、Lの一族をはじめとするキャラクターの一人一人のキャラの濃さや、数多くのパロディシーン、突然始まるミュージカルシーンなど、様々な要素でお茶の間を笑いの渦へと巻き込んできたが、出演するゲストの好演も度々話題となっていた。

 その中でも大きな爪痕を残したのがドラマ・シーズン1、シーズン2でLの一族の前に立ちはだかった、魅惑の女泥棒・美羽(演:田中みな実)とその強面の手下二人組の依田(演:真壁刀義)と大岩(演:本間朋晃)だ。

 真壁と本間は、見た目の強面さのインパクトを十分に活かし、魅惑の女泥棒を守るボディーガードを好演。更には本間の滑舌を華(演:深田恭子)が「今何言うたん?」とイジるなど、視聴者からも「面白すぎて神回だった」「真壁さんと本間さんのインパクトすごい!」「本間さんだけ字幕ついてる笑」などと反響があり、二人は「ルパンの娘」を大いに盛り上げてくれた存在だ。

 コメント映像では、本作が公開間近にも関わらず、自分たちに出演のオファーが一切無かったことに対して、「我々は怒っている!!」「頭に来ている!!」と二人が怒っている場面から始まる。自らを“(ドラマの)レギュラーと言っても過言じゃなかったよな”と本間が声をあげるように、ドラマ出演に手応えがあったからこそ、悔しかった様子だ。更に監督からも「劇場版もよろしくね」と言われていたようで、真壁は「監督、俺あんたのためなら頑張るぜって思ってた訳よ」と本作への出演を非常に楽しみにしていたことが窺える。本間も「タイトル争いよりもこっちの方が重要だと思ってたから」と語り、本職のプロレスを差し置いてまでも、本作に出たいという気持ちが大きかったようだ。

 取材を受けているうちに、怒りの感情が更に大きくなった二人は、ついに映画に無理矢理出演しようと試みる。しかしその場にいた宣伝部のスタッフから「あ、もう映画は完成してます」と衝撃の一言が伝えられ、戸惑う二人の元に、“是非とも映画を見て頂き、お二人の熱意を感じるコメントを頂けましたら宣伝で採用させて頂きます。”と監督から直々に手紙が届き、急遽二人は本作を鑑賞し、本作の応援CMを録ることとなった。

 怒り心頭だった当初とは打って変わり、いざコメントの撮影が始まると、二人はコメントを採用されたい一心で真剣に取り組んでいた。初めにコメントを撮った本間は、その場にいたスタッフと「あの話とかしていいんですか」など内容を確認したり、「敬語じゃなくてもいいんですか」などより良いコメントにしようと励む積極的な姿勢を見せ、本番ではコメントを見事一発で撮り終えた。次に撮影した真壁も言葉選びを集中して何度も考える姿が印象的で、急なスタッフからの質問にユーモラスに答えるなど、周りにいたスタッフを和ませる場面もあった。

Photos

記事タグ