浜崎あゆみ“紅白落選”、人気根強い台湾にも変化…切ない報道続々
浜崎あゆみ
一部報道で今年大みそかの第65回NHK紅白歌合戦(午後7時15分)に出場しない見通しだと伝えられた歌手の浜崎あゆみ(36)。「日本での活動に見切りをつけ、来年からシンガポールを拠点にした海外での活動を本格化する」との報道も出ているが、今回の“紅白落選”報道について、日本人アーティストのアジアでの活動の拠点のひとつなっている台湾の反応はいかがなものか?
“紅白落選”報道を受けて23日、浜崎はツイッターに「ベストな形でお別れが出来た事をむしろ清々しい気持ちで喜んでいるわけでして、、、NHKホール卒業させて頂きます!」と綴った。台湾メディアもこれを引用する形で続々と報道。タイトルは「浜崎あゆみ、人気凋落で紅白から追い出される」(24日付自由時報)、「紅白落選であゆ“肩の荷が下りた”」(同日付中時電子報)といったものだった。
“紅白落選”報道以前にも台湾では、「浜崎あゆみの人気崩壊!『好きな歌手ランキング』にも入らず」(10月26日付中時電子報)、「浜崎、シングルが3000枚しか売れず」(10月19日付蘋果日報)といった報道が出ている。
浜崎は10月に出演したライブイベント『a-nation』のシンガポール公演で現地ファンの大声援を浴びたと報じられており、落ち込みが激しい日本での活動に見切りをつけ、シンガポールを拠点にアジア市場での活動を本格化させる意向、と報じられている。
確かにアジア各地では今も浜崎の人気が根強い。だが、日本の情報に敏感で、かつ日本の多くのアーティストがアジア市場での反応を試す拠点としてきた台湾で、最近の浜崎についての報道はなんとも切ないものだ。
“紅白落選”報道に寄せられた台湾人のインターネット上のコメントも、「中学時代には大好きだったけど、時代は変わった」、「とっくの昔に飽きた」、「AKBが紅白に出るかどうかしか興味がない」、「曲調がどれもに過ぎているし、歌もひどくなった。せめて最後にファンにいい想い出を残してほしい」といった感じだ。
ただ、「あゆが出なかったら今年の紅白の視聴率は下がるかも。そうしたら来年、またチャンスがあると思う」、「時代は流れる。それだけだよ。安室ちゃんも昔、あゆに人気を奪われたけど、長い時間をかけて取り戻した。あゆもきっとまた人気を取り戻せるよ」と、好意的な声援もある。起死回生のアジア戦略、果たして、吉と出るか……? 【鈴木京子】