丸山桂里奈、役作り「普段から蜘蛛の気持ちで」　ココリコ田中らと声優挑戦

　田中直樹（ココリコ）、中澤佑二、野田クリスタル（マヂカルラブリー）、丸山桂里奈、村上佳菜子が16日、都内で行われた映画『スペース・プレイヤーズ』（８月27日公開）公開直前イベントに登壇した。ＭＣはマヂカルラブリーの村上が務めた。

　ワーナー・ブラザース映画の歴代キャラクターが集結した『スペース・プレイヤーズ』はNBAのレブロン・ジェームズ選手を主演に、壮大な「無限バーチャル・ワールド」で繰り広げられる「eスポーツバトル」を描く。

　この日の登壇者は、レブロン選手率いるチームと対決する「グーンスクワッド」のメンバーで、NBA・WNBAプロバスケットボール界の実在のトップ選手が演じているキャラクターの日本版声優を務める。

　ロサンゼルス・レイカーズのフォワードとして活躍中のアンソニー・デイビス選手役／ザ・ブロウ役を担当した田中直樹はもともとバスケ好きで、声優が決まった時は「夢のようで嬉しかった」。完成した作品を観て「誰の声かわからないぐらい上手だった」

　NBAのプレーオフでレブロン・ジェームズと対戦もしているスーパープレイヤーで、東京五輪にはアメリカ代表として来日したデイミアン・リラード選手役／クロノス役を担当した中澤佑二は、声優が決まった時は「マネージャーに３回ぐらい聞き返しました」といい現役時代を思い出し「本当にディフェンスする気持ちで、アスリート魂が出ました」

　オールスター常連のクレイ・トンプソン選手役／ウェット・ファイヤー役を担当する野田クリスタルは、中学校ではバスケットボール部に所属。現在はバスケ、そしてゲームが好き。このメンバーでは最初に声入れを行い「誰がやっているのかが分からないなかでやりました。みんなの邪魔にならないように意識した」と振り返った。

　WNBAの新人賞や６度のオールスター出場と優勝経験もあるネカ・オグウマイク選手役／アラクネカ役を担当する丸山桂里奈は現役時代はしなかった緊張がところどころであったという。演じるアラクネカは蜘蛛のカタチをしており、「いつもクモの気持ちで過ごしていました。声を演じてからは家にクモが多くなった」と驚きのエピソードを明かした。

　４度の金メダルを獲得したダイアナ・トーラジ選手役／ホワイト・マンバ役を演じる村上佳菜子も声優初挑戦。小さい頃から見ていたキャラクターとの共演に「嬉しかった」と表情を緩ませた。ただ、ホワイト・マンバ役はクールな一面を出せなければならず「すぐに声が高くなるので低く出すように体を動かしていたら服がすれる音がマイクに入ってしまって。停止しながらやるのが大変だった」

　一方、キャストは口を揃えて「良いチームだった」と太鼓判を押した。

　この日は、劇中で繰り広げられるゲームにちなみ、豪華賞品をかけて対戦することに。まずはプレゼン対決。制したのは村上。続いて、バスケットボール入れ。ここでも高得点をたたき出したのは村上。総合で村上が１位に輝き賞品を手にした。「嬉しい」と笑顔の村上。

　改めて田中は「親子や家族、仲間への愛や大切さに改めて気づかされる作品。e-スポーツやSNSなど今の時代にもばっちり。どの世代にもつながると思います。それとたくさんのキャラクターが出るので、探しながら見るの楽しみもあると思います」と訴求した。