失恋ソング1位はプリプリ「M」、カップリング曲が多くランクイン
失恋ソングランキングで1位となったプリンセスプリンセス
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失恋ソングランキングで1位となったプリンセスプリンセス
夏も終わり、秋の色が深みを増している今日この頃。ひと夏の恋を終えて感じる朝夕の肌寒さに人恋しくなることも。その折に、音楽情報誌「CD&DLでーた」は、10代~40代を対象にした失礼の時に聴きたい「失恋ソング」のアンケート調査を実施した。
調査は9月8日・9日の2日間、ネット上で行われ、有効回答数は1100件(男性536人、女性574人)だった。総合ランキングで1位となったのは、プリンセスプリンセスの「M」であった。30代~40代で特に女性からの圧倒的な支持を集めた同曲。「学生時代失恋した時に聴いた曲」「歌詞がそのまま身に染みる」といった回答とともに「失恋した人のイニシャルがMだった」など、この曲ならではの想い入れのある声が寄せられた。
2位には槇原敬之の「もう恋なんてしない」。定番とも言える同曲は、世代を問わず男性からの得票を多く集め「“友人が失恋した時に歌って励ました」「歌詞に共感できる」などの声が占めた。
世代別の分かれる女性の定番失恋ソング
今回は特に女性のランキングにおいて、世代別の傾向が顕著に表れた。
30代~40代女性の定番「失恋ソング」として、「M」(プリンセスプリンセス)、「元気を出して」(竹内まりや)が挙げられたのに対し、10~20代女性については、「366日」(HY)、「会いたくて 会いたくて」(西野カナ)が上位にランクインする結果となった。
ここ数年、ラブソングと言えば…ということで定評のある西野カナの「会いたくて 会いたくて」は、「失恋ソングといって真っ先に思い浮かぶ」、「彼氏に振られた時に聴いていっぱい泣いた」といったコメントとともに、特に20代女性の高い支持を集めた。
カップリング曲に多い失恋ソングの定番曲
そのほか、「非シングル曲」が多くランクインしていることが興味深い。「M」(プリンセス プリンセス)、「駅」(竹内まりや)はもともとシングルのカップリング曲、「366日」(HY)、「Over」(Mr.Children)はアルバム収録曲。どの曲も人気が高い楽曲ではあるものの、意外な傾向と言えるだろう。
さらにランクインした曲の発表年度を見てみると、1970年代と1980年代が6曲ずつ、1990年代が6曲、2000年代が3曲、2010年代が1曲となっている。
CDの売上減少とリンクしているとも捉えられるが、発表年度が古い楽曲に関しては、ここ数年のカバーブームによって歌い継がれてきているとも言える。なかにはオリジナルではなく、カバーで知った、というようなパターンもあるのではなかろうか。
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